K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

近藤等則, Eraldo Bernocchi, Bill Laswell: Charged (1999) 2000年前後ではこのアルバムがいいなあ

昨日に続いて近藤等則。1980年頃から聴いているから長い。最近のソロ路線には付き合っていないから、実質は21世紀に入ってからは、そんなに聴いていない、ように思う。 improvised music、IMAのようなbeat music、そしてElectronicsを多用した2000年前後のも…

9月のおしまい

今日で渓流釣りの漁期がお仕舞い。3月のはじめから半年、随分、遊ばせてもらった。9月は雨勝ちだったので、あまり渓流に出られなかった。少し、残念だったので、出勤前の早朝、少しだけ竿を出した。時間が無いので、山女が居る里近くの渓。 雨上がりで大き…

近藤等則, DJ Krush: 記憶 Ki-Oku (1996) もの哀しい

もの哀しい、夕暮れの記憶、のような淡い演奏。自己主張の固まりのような近藤も、DJ Krushのビートも、全て淡色で、気がつくとセピア色に染まっている。もう20年になるのか、と思って驚いた。割と最近のアルバムのように思っていたから。 記憶 アーティスト:…

高柳昌行: Live at Taro (1979, Jinya) 森泰人のライナーノート

昨日届いたCD。新宿にあったTaroでのライヴ。高柳本人のカセットテープレコーダーでのモノラル録音。音質は決して良くないが、バランスは十分聴けるモノ。演奏の良さが、音質云々を凌駕している。 高柳のsecond conceptはcool jazz、トリスターノ的な音を狙…

八木美知依, 本田珠也: 道場 Dōjō Vol. 1 (2014) まさに痛快、軽々とジャンルを抜けていく感じ

improvised musicとかfree jazzにハマった耳で聴くと、とても面白いアルバム。確かにfree jazzからimprovised musicの語法の音楽なんだけど、本田珠也のドラムがジャズというよりは、プログレ(?)的な躍動感に溢れていて、それがまさに痛快、軽々とジャン…

直に冬がくるって

今朝は雨。外に出てトレーニング、と思っていたのに残念。 こうやって、転げ落ちるような秋がすすむ。 昨夜、知人に登山予定を聞かれ、少し話をしたが10月は予定が合わない。 もう山には雪が降るし、今年は難しいなあ、という彼の言葉を聞いて、ああ、あと一…

高橋アキ:季節はずれのヴァレンタイン (1976)木製構造物としてのピアノ

なぜかディスクユニオンのJazzTokyoにあったレコード。高瀬アキと並んでいたので笑ってしまった。笑ったけど、ラッキーだった。最近はクラシック売り場へ行かないので、この手の現代曲のレコードは入手し難い。高橋アキの現代曲は美しい、という点において、…

Carla Bley& Steve Swallow: Duets (1988) LPレコードで入手したが

ボクはカーラの中編成、大編成のバンドは面白いと思ったことはないのだけど(だからカーラの好きなアルバムはなかった)、この現在のパートナーであるスティーヴ・スワローとのデュオは大好き。過去リリースされている3枚とも持っている。とてもチャーミン…

渋谷毅, 津上研太: 無銭優雅 (2009) ああ疲れた、って今宵

ああ疲れた、って今宵、聴いているアルバム。柔らかなピアノの音を聴くと、強めの酒を舐めたくなるが、まだ仕事中。そんな少し緩い感じ、になれるから聴く渋谷毅のアルバム。 もっきりやで彼のピアノを聴くときと同じように、思いっきり弛緩しながら聴くよう…

Chico Freeman : Chico (1977) ロフトジャズの時代

彼の初期のアルバム。タイトルはデビューアルバムっぽい(そのような意図だと思う)が、日本のWhynotレーベルから出たMorning prayerが先に出ている。 このアルバムのA面はフリーマンとマクビーの演奏。骨太、と月並みな言葉しか出てこないが、2人とも、フリ…

渓流釣り、今年最後の週末(源流での岩魚釣り)

昨日は単独での釣行。尺弱の山女が釣れたが、なんとなく釣り足りない感じが残る。岩魚にあまり遊んでもらっていないから。 今日は小さな源流域へ、久々のK太師匠と出かける。曇りがちではあったが、秋らしい雲の元、川にはいる。 颱風による増水の余韻が残り…

OSX El Capitan(10.11.6)での Audirvana Plus (version 2.5.4) の動作(音経路の不具合解消)

最近、Audirvana Plus がバージョンアップされ、version 2.5.4となった。 OSXがEl Capitanにバージョンアップしたあと、PC内の音経路の不具合が甚だしく、変則的な設定を余儀なくされていた。MAC miniは大丈夫だけど、Macbook airはダメ。Macbook airは音出…

渓流釣り、今年最後の週末

9月一杯で禁漁。颱風の後の増水で川に入れなかった。今日、ようやく入れた。 短時間、様子をみてみた。アタリは少なく、また喰いは良くなく、喰っても浅い。2匹釣って、2匹逃がしてしまった。 尺弱の山女が釣れた。 増水の後 尺弱の山女 岩魚は20cm 帰宅…

今日は犀鶴林道を国見まで

見上峠まで登って、体重増加と体力低下を実感したので、今日は犀鶴林道を国見まで。標高は543mまで上がってから降りた。今回は、何となく登るコツのようなものが分かって、350m/5kmの坂を休憩3回くらいで登った。これは、見上峠から夕霧峠と同じくらいの距…

Dave Liebman: Open Sky (1972) 圧倒的な音の空間、の思い出

リーブマンとは、つかず離れず、のような長い付き合い。今でも、ふっと気になる奏者。ブラックストンがタウンホールで意識に刻まれたのならば、リーブマンはこのアルバム。はじめて聴いたのは、高槻に「一軒しかなかった」ジャズ喫茶で。1979年のことだ。

バンコクで買ったペーストで

近所のS君からナスやゴーヤをもらった。ありがたい。 タイで買ったカレーペーストとココナッツ・パウダーを使ってカレーを作った。水気はトマトから。辛いレッド・カレー・ペーストもココナッツを入れると、柔らかくなる。 なんだか夏が終わったなあ、と作…

TaxiWars@もっきりや: 21世紀の殺伐とした空気感を

TaxiWarsはベルギー出身で、ニューヨークでも活動歴がある奏者達のバンド。ジャズが骨であるがヴォーカルはロック、とか、パンクの味で、時にはラップも。21世紀のフュージョンって、こんな感じかな、という面白さ。 TaxiWars: Tom Barman (vocals) , Robin …

颱風の後

幾つかの颱風とともに、夏の残滓は一掃される。風が冷たい朝。 犀奥の峰峰が掌中から、限りなく遠くに去って行く。 目眩のように冬がやってくる。

雨の前に見上峠

今朝は自転車で見上峠へ。数年前と比べ、体重が増え、体力が落ちていることを実感。キゴ山方面から入り、湯涌に抜けたが、キゴ山手前の坂が漕ぎ切れなかった。夕霧峠どころではなかった。4年前からの体力低下を実感した。やれやれ。 2時間で35kmを走った。…

Radka Toneff: Live In Hamburg (1981) ある瞬間の輝き

ある瞬間の輝き、のようなものだと思う。トネフのFairytalesのことである。 このレコードの音の奥行きは深く、闇が音を吸い込んでいる趣がある。この一枚出自己完結していて、他のアルバムに全く関心が向かなかった。 ここ二日は人間ドックで、夜滞在してい…

八ヶ岳へ(硫黄岳、赤岳)はじめての南八ヶ岳(まとめ)

山登りをはじめる契機は八ヶ岳。 1984年の4月末、黄金週のはじまりとともに、オートバイに乗って神奈川を飛び出した。すっかり仕事が嫌になっていた時期であり、今にすると考えられないくらい鮮明に記憶が残っている、VT250Fの感触とともに。 大船から134号…

八ヶ岳へ(硫黄岳、赤岳)DAY-2 赤岳鉱泉から赤岳へ

赤岳鉱泉周辺は森が深い 行者小屋。ここで呑むコトを「行者呑み」というヒトが居たが、オソロシイ。 地蔵尾根を登る。途中で森林限界を超え、岩場へ。 稜線へ 富士山が見えてきた 赤岳頂上と展望小屋。 南アルプスも 富士の頂上が 頂上のあたり 文三郎尾根を…

八ヶ岳へ(硫黄岳、赤岳)赤岳鉱泉

何とも楽しかったのは、充実した山小屋での酒食。なんとなく邪道感があるのだけど、楽しむ、ということに徹底する潔さ、もまた良い。温泉もあって、いい山小屋だったなあ。 硫黄岳から下山したら生ビール 夕食はステーキ(特別職でない) 個室での宴会(Mさ…

八ヶ岳へ(硫黄岳、赤岳)DAY-1 美濃戸から硫黄岳へ

美濃戸のあたりは、やや北八ヶ岳と似た感じ 沢沿いに上がっていく 赤岳鉱泉のあたりから稜線を眺める 赤岳鉱泉から硫黄への登り。小気味よい樹林帯を登る。 赤岳を眺める 蓼科 硫黄岳山頂 爆裂火口が開いている

鹿児島・梁山泊:あまり金沢金沢云わんと、あちこち行かなあかんな

金沢に住んでから、遠くに行きたい、という気持ちが大いに減退している。大概は近くで飲み食いしていれば満足できる、ので、そのために遠くへ行きたい気持ちは無くなっている。嬉しくもあり、困ったことでもあり、だ。 先日、所用があって、はじめて鹿児島に…

富樫雅彦: We Now Create: Music For Strings, Winds And Percussions (1969) 肢体を限界まで動かしているときの音

先日届いたLPレコードを早速聴く。 以前からアップル・ミュージックで聴いていたのだけど、やはりレコードで聴きたい、要求が強かった。ようやく、1980年の再発盤ではあるが、入手することができた。 やはりレコードで聴くと、特に富樫のドラムが明瞭で、嬉…

Robert Glasper Experiment: ArtScience (2016) よくアルバムが出るなあ

この人、よくアルバムが出るなあ。これはRobert Glasper Experimentなので、ソウル風ジャズというか、ジャズ風ソウルというか、の内容。 よく聴くと、相変わらず、ドラムが叩き出すリズムが様々なパターンを作っているが、全く「無理がなくて」、ごく自然に…

藤原大輔: Jazzic anomaly(2004) 名古屋でジャケット買い、はrabbitooのような

先週、名古屋でジャケット買い、のCD。藤原大輔って知らない奏者なのだけど、今日、rabbitooのサックスと気がついた。鈍い。 今から10年以上前のアルバムなのだけど、rabbitooのようなミニマルなビートの上で、軽くサックスを重ねるような音。割と好み。この…

斎藤純:音楽のある休日(2002) 何で音を聴いているのか

列車の友にと入手した古本。現代音楽やフリージャズに好感を持つ著者に好感を感じながら、ふわふわ読み終えた。新幹線ではない、特急車両の中で読み終えた。2時間ほど。 音楽のある休日 作者: 斎藤純 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2002/11 メディ…

斎藤純:音楽のある休日(2002) 何で音を聴いているのか

列車の友にと入手した古本。現代音楽やフリージャズに好感を持つ著者に好感を感じながら、ふわふわ読み終えた。新幹線ではない、特急車両の中で読み終えた。2時間ほど。 音楽のある休日 作者: 斎藤純 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2002/11 メディ…