K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

八ヶ岳へ(硫黄岳、赤岳)はじめての南八ヶ岳(まとめ)

 山登りをはじめる契機は八ヶ岳

 1984年の4月末、黄金週のはじまりとともに、オートバイに乗って神奈川を飛び出した。すっかり仕事が嫌になっていた時期であり、今にすると考えられないくらい鮮明に記憶が残っている、VT250Fの感触とともに。

 大船から134号線を走り、西湘バイパスへ。箱根を抜けて御殿場から富士見峠を抜けて甲府へ。そして小淵沢から清里へ。あの俗悪な清里駅前から離れた国道沿いのユースホステル(YH、懐かしい)に泊まった。翌日は清里から野辺山方面に北上。朝、東側から眺める春の八ヶ岳の美しさ、に惚れ惚れとし、いつか登ろうと決めた。その後2年くらいで冬の北八ヶ岳に登りはじめたのだけど、それからオートバイへの関心をなくしてしまった。(このときのツーリングは、野辺山から佐久、上田、長野、戸隠そして鬼無里から白馬へ。白馬のYHに宿泊し、その後は安曇野、松本、乗鞍へ行き、白骨温泉のYH。)

 そんなことがあった32年前に眺めたのが赤岳を中心とする南八ヶ岳だったのだけど、昔は冬でも危険が少ない北八ヶ岳ばかり登っていた。天狗以北。それが1996年くらいまでのことだから、20年前。約10年ばかり、北八ヶ岳に遊んでもらっていた。秋から春にかけて、である。それが途切れたのは、仕事の関係で関西に転居してから。八ヶ岳が随分と遠くなった、ように思った。

 さて、金沢に転居してから暫くは縮こまっていたのだけど、最近は八ヶ岳も案外近いことが分かって出かはじめた。(といっても今年から)

いつの間にか、呑み友達から山の友達にシフトした東京のSさんのアレンジで南八ヶ岳+宴会山行が計画された。拠点は赤岳鉱泉。あちこちから集まった山友が予定に合わせて山を登る。

[DAY-1]

 金沢組(同じ職場の3人組)は、朝3時前に出発。7時半に美濃戸到着(下の地図、左端)。8時に美濃戸を出発し10時半頃に赤岳鉱泉へ。他のメンバーは1時間以上早く着いて、出かけている。この日は別行動。

 酒やツマミをデポし、軽荷にして硫黄岳へ向かう。11時に出発し13時前には着いた。山頂で昼食を食べ、1時間くらいのんびりしてから下山。赤岳鉱泉に戻ったのは15時半頃だった。

[山宴会]

 Sさんが赤岳鉱泉の個室を予約。8人が広々。まさに宴会用の部屋で楽しむことができた。温泉とビール、小屋飯はステーキ(特別食ではない)、ワイン、鹿児島で買った焼酎。完璧だった。

[DAY-2]

 他のメンバーとともに7時半 赤岳鉱泉出発。赤岳へ。行者小屋から地蔵尾根、赤岳展望小屋経由で頂上へ。頂上からは文三郎道で行者小屋、赤岳鉱泉へ降り、昼食。かなりのんびりして美濃戸に戻ると15時半。尖石遺跡の温泉で一服し、金沢に戻ると22時前になっていた。軽い打ち上げは、日曜でもやっているオデン屋で一献。

二日間とも天候と楽しいメンバーに恵まれ素晴らしい山行となった。計画して頂いたSさんに感謝。そのSさんは体調不良で不参加、残念だった。

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