K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

1976

日野皓正: 寿歌 Hogiuta  (1976) その前にもその後にもない不思議な

日野皓正(flh, tp, perc, voice), Cecil McBee(b, voice), 日野元彦(ds, perc, voice), James M'tume(conga, voice) Engineer: David Baker, Yoshihiro Suzuki Producer: Kiyoshi Itoh, Yasohachi Itoh Executive-Producer: Toshinari Koinuma Recorded May …

Rick Laird: Soft Focus (1976) 1970年代のクロスオーヴァーがかったジャズの面白さ

Rick Laird(bass guitar), Joe Henderson(ts), Tom Grant (p), Ron Steen(ds) Engineer: Emile Elsen Producer: Joe Henderson Recorded At Dureco Studio, Weesp, Holland - December 10-11, 1976

Don Cherry: Om Shanti Om (1976) ドン・チェリーという無境界な民の民族音楽

Don Cherry(tp, fl, kora), Gian Piero Pramaggiore(g, fl), Nana Vasconcelos(perc, Berimbau), Moki Cherry(Tambura), Recorded at RAI studios [Rome, Italy] in 1976 for the television broadcast “Incontro con Don Cherry” presented by Franco Fayen…

Barry Guy: Statements V-XI for double bass & violone(1976) なんだろう、このベース固有の説得力

Barry Guy(b, vln) Recorded at Riverside Studios, London, 30 October 1976.

Hank Jones/The Great Jazz Trio: At The Village Vanguard (1976) 1970年代の日本制作盤の素晴らしさ-East Wind

Hank Jones(p), Ron Carter(b), Tony Williams(ds) Recorded live February 19th & 20th 1977 at The Village Vanguard, NYC

Paul Bley: Japan Suite (1976) 様々な美音が

Paul Bley(p,electric grand piano), Gary Peacock(b), Barry Altschul(ds, perc) Recorded Midnight July 25th 1976 at Yamaha Music Festival, Nemu No Sato, Japan.

Jon Hassell: Vernal Equinox (1976)  脱民族的な民族音楽

Jon Hassell(tp, el-p), Drone(synth, electronics), Nana Vasconcelos(perc), David Rosenboom(synth, perc) et.al. Recorded at York University Electronic Media Studios (Toronto, Ontario), October/November 1976.

Henri Texier: Amir (1976) 北アフリカの匂い

Henri Texier(b, cello, Oud, fl, p, perc, vo) Recorded November 1975 - February 1976, Paris.

Milton Nascimento: Maria Maria

1970年代の「黄金の声」が瑞々しく

Keith Jarrett: Bop-Be

このアルバムを30年以上ぶりに聴いてみると、そんな印象は微塵もなくて、オーネットへの憧憬が曲調に投影され、それをヘイデンの不気味な律動が増幅し、レッドマンが外郭を彩っていく。そんななかで安易な美音に頼らないジャレットの一音一音が浮かび上がっ…

小田切一巳: 突撃神風特攻隊

小田切一巳: 突撃神風特攻隊 (1976, Aketa's disk==>Octave Lab )1. ストライプスラックス (Striped Slacks) 2. インビテーション (Invitation) 3. イントラピットフォックス (Intrepid Fox) - Take 1 4. イントラピットフォックス (Intrepid Fox) - Take 2 …

Cecil Taylor: Mysteries: Untitled(1976, 61) ベーゼンドルファーの響きを撫でる

Cecil Taylor: Mysteries: Untitled(1976, 61, Black Sun)1. Mysteries: Untitled 49:41a solo concert at a Bösendorfer Festival, November, 19762. Pots 5:483. Bulbs 6:564. Mixed 10:13Cecil Taylor(p), Jimmy Lyons(as), Archie Shepp(ts), Henry Grim…

Charles Mingus: Cumbia & Jazz Fusion

云わずとも知れたミンガスの遺作。 当時、ミンガスは幾つかの盤を聴いて、あの奇妙な味、がダメで遠ざかった。怒りの表現、とジャズ入門本に書かれていたような盤。 今は60年代の盤を中心に聴くのだけど、子供が酒肴がダメ、という類いと同じなのかもしれな…

Don Cherry: Hear & Now (1976) Brown riceのような統一的な音空間はないが

先日入手したBrown Riceで頭の中はプチ・チェリー祭り状態、ということで引き続き、このアルバムを入手。 録音の1976年は、マイルスがお休みで、ポップなフュージョンが広がりつつあった、時期ではなかろうか。このアルバムもそんな時代なので、Michael Brec…

Hannibal Marvin Peterson: Live In Lausanne (1976) あの人は今、的な話じゃないが

最近どうしているのか分からないピーターソン。ビリー・ハーパーとともに1970年代末に日本で大いに持ち上げられていたように思うが、二人とも今はどうしているのか。(芸能人の、あの人は今、的な話じゃないが) いいアルバム、直球で吹き抜ける。one hornの…

Eddie Jefferson: The Main Man (1976)  ヴォーカルは苦手だけど

射殺はリー・モーガン、撲殺はジャコ・パストリアス、転落死はチェット・ベイカーと、悲劇的な最期を遂げた奏者を思い出す。ボクの記憶にはもう一人射殺されたジャズマンがいる。歌手のエディー・ジェファーソンで、モーガンと同じく細君に撃たれている(富…

Old And New Dreams (1976) 息子レッドマンは何がstill何だろうか

レッドマンの息子の方が、新譜Still dreamingを出した。Still dreamingは、親父のほうのOld And New Dreams での夢が、Stillということ、だそうだ。 STILL DREAMING アーティスト: JOSHUA REDMAN 出版社/メーカー: NONES 発売日: 2018/05/25 メディア: CD こ…

Muhal Richard Abrams: Sightsong (1976) 美しさと強靱さ

今朝、モントルーでのソロを聴いた後はこのアルバム。マラカイ・フェイヴァースとのデュオ。 このレコードだけが、ほぼリアルタイムに入手したもので、エイブラムスの最初の1枚。幸せな出合だ。実に美しい音であるし、また上品な美しさのなかでジャズらしい…

山口真文: After the rain(1976) 40年前と思えぬ瑞々しさ

最近のCDは音が良い、と思う。特にディスクユニオンのThink!はそう感じることが多く、レコードへこだわらないでいいか、とか思っている。ということで入手した 山口真文の初リーダー作。まさに1970年代中頃。Weather reportが活躍した時代の音。辛島文雄の煌…

(ECM1086/87) Keith Jarrett: Hymns Spheres (1976) ちょっとなあ

このアルバムに苦手感があって、ECMのレコード聴きを中断していた。30年以上ぶりに聴いてみると、やはり苦手かなあ。 ピアノ弾きがピアノのように弾いて、水彩画のパレットに色を沢山入れすぎて、滲んだような演奏が1枚目。2枚目になると残響を空間に置換…

Rahsaan Roland Kirk: The Return Of The 5000 Lb. Man (1976) 滋味のある優しい音

適当にカークのレコードを買っているものだから、何を持っているか分からなくなっている。とりあえず出して眺めてみたら、10枚くらいある。きちんと聴けていないことに気がついて、まずは晩年のレコード。 コーラス入りのアルバムで、名曲集のような選曲。聴…

佐々木秀人・関根敏行カルテット: Stop over (1976) 米ジャズへの純な憧れが香料となっているような

先般の東京のカフェ訪問は得るものが大きかった、と思う。正統的なジャズ喫茶の愉しみ、のようなものを直球で受け取った。 美味しい珈琲を呑む。盤が変わる、その瞬間、カフェの空気が入れ替わる。おっ、と思って盤に目を走らせると、店の主人と目があう。お…

Louis Stewart, Peter Ind: Baubles, Bangles And Beads (1976) 新しいこと、と直交する世界の面白さ

昨日届いたレコード。英waveのルイス・スチュワートとピーター・インドのデュオ。先日、新潟のJAZZ FLASHでインドのレコードを聴いていたときに、同行のSさんがモゴモゴ云っていたモノ(我々の世代は記憶喪失との闘いなんです)に違いないと入手。 そもそも…

Woody Shaw, Louis Hayes:The Tour Volume Two (1976) スタンダード中心だけど攻める攻める

volume 1と違って、スタンダード中心の選曲だけど攻める攻める。1970年代ジャズの主流寄りの王道。凄い熱気。1976年の3月から4月のジャズクラブでの収録。 勿論、ショウもヘイズもいいのだけど、驚きがジュニア・クック。この時点で「過去の人」感があった…

Woody Shaw, Louis Hayes: The Tour Volume One (1976) 速度感溢れるソロが延々続く逸品そしてショウの子息のこと

JOE氏のブログで知って軽く昂奮、した割には手配は最近。気が多く、あれこれ聴いていて忘れた。2枚のうち、一枚が届いた。 以前アップしたのはショウとヘイズの相当コンボ、1977年の欧州ツアー。今回、同じHigh Noteからリリースされたのは、1976年のツアー…

Air: Air Raid (1976) 3人が攻守を切り替えながらジャズの過去・現在・未来を

これも富山で入手したレコード。 Airのレコードは35年くらい前に2枚入手したのだけど、何となく合わない感じで、そんなに聴かなかった。近年になって、悠雅彦プロデュースのWhy Notレーベルでのデビュー作を聴いて、その素晴らしさに開眼。 このアルバムは1…

Bill Evans: On a Monday evening (1976) 破綻する手前まで弾き込むような、迫力

近年のエヴァンスの発掘盤の多さ、それもブート的なものでなく、には驚く。それをレコードで入手する意味はいささか疑問なのだけど、ある種の惰性だから仕方がない。ただECMの新譜をレコードで聴く、あの気持ちよさを思い起こすと、全く無意味でもない、とも…

Andrew Hill: Nefertiti(1976) 何だろう、船酔いのような感覚

現代ジャズと称する、近年のスムーズなピアノ・トリオとは全く逆の指向の音。とにかく「スムーズ」ではない。音が過去に後ずさりしていくようなタイム感があって、見通しの悪さ、も甚だしい。その「奇妙な味」が強烈な個性を、割と静かに訴える。聴いている…

向井滋春: Favorite Time (1976) 1970年代ジャズの愉しみ

1980年頃のテイチクの再発シリーズの一枚。このとき、富樫のspeed and spaceと山下洋輔のconcert in new jazzを購入した記憶がある。これは先日、帯の惹句「コルトレーン・ナンバー」で引っかかって、購入。1000円もしないが、大正解。1970年代ジャズの愉し…

(ECM1085) Keith Jarrett: The Survivors' Suite (1976) 存在したことがない音への強烈な喪失感

(ECM1085) Keith Jarrett: The Survivors' Suite (1976)A. The Survivors' Suite (Beginning) (Keith Jarrett) 27:34B. The Survivors' Suite (Conclusion) (Keith Jarrett) 21:32Keith Jarrett(p, ss, recoder, celesta, perc), Dewey Redman(ts, perc), Ch…