K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

チョコレイト色の秋桜と暮らすこの頃

先日,齢を重ねた。もう随分な回数,そのようなことがあったから、自分の意識の中では流れる時間のなかでの小さな印のようなものだった。だから思いのほか、ほんとうに思いのほか、いろいろな方に祝意を頂いて正直驚いてしまった。勿論のこと,嬉しい見当違…

Joni Mitchell: Shadows & Light

Jazzファンがジョニミッチェルの存在をジャズのコンテクストのなかでの位置づけを気にしだしたのは1980年の頃だろう。アルバム「ミンガス」で、そ の頃に亡くなったミンガスへの追悼盤を出して、ジャコパストリアスとかウエィンショーターと共演したから。ジ…

Lionel Hampton: Stardust (1947)

晩秋から冬にかけての金澤と縁遠いタイトルなのだけど、ライオネルハンプトンのスターダストはボクにとって素敵なアルバムの一つ。ノーマングランツのJATPと同じく,ただのジャムセッションのライヴなのだけど。場所はロスアンジェルスの郊外,パサデナ。

猟盤の徒然:Heinrich Neuhaus :Scriabin, Rachmaninov, Prokofiev, Shostakovich

Rchterを起点にShostakovichのピアノ曲を調べていくなかで、24の前奏曲が聴きたくなった。Richterは24の前奏曲とフーガ,別の曲。という訳で探してみて出てきたのが、表題のHeinrich NeuhausのScriabin, Rachmaninov, Prokofiev, Shostakovich集。

江ノ島から鎌倉:懐かしい土地を走って気持ちよかったのだけど痛めた足が...

先週は久しぶりに大船から江ノ島,鎌倉そして大船に戻る20km弱を走った。仕事の前,早朝に起きて、日の出前の6時に大船の街を飛び出した。本当は逗子マリーナまで行って材木座のあたりを通って帰りたかったのだけど、足を痛めて20km越は走ることができなか…

Jazz会#10:疎なる音の隙間から透けて見える冬のはじまりを

音を聴いているのか、音と音の間に感じる僅かな隙間を聴いているのか、時として分からない。僅かとな隙間は云え底が見えぬ深みを感じさせるときがあり、音 そのものよりも惹かれるときがある。とりわけ大気が凍てつき、冷たいものがボクのまわりに沈殿する時…

横浜・関内「レーロイ」ボクはヴェトナム料理も大好きなので

日本でのヴェトナム料理屋はあまり知らないのだけど、ボクが横浜・関内で行くのは「レーロイ」。伊勢佐木モールの東隣の路沿いにある。とてもいかがわしい 感じの雰囲気の街が最近の日本らしくなくて面白い。勿論日本じゃない方々も大勢歩いていて、イミグレ…

羽田:なんとなく時間を過ごしている日曜の朝

羽田のカード会社のラウンジは搭乗手続きの前。だから写真のように長蛇の列をヒトゴトのように見下ろしている。もうすぐ並ばなきゃいけないのに。まあ暫し、そんなことは忘れて行き交うヒトタチを眺めているのは悪くない。

石川・瀬女スキー場:素晴らしい高度感だったのだけどね(冬の復習2)

昨冬出かけて大いに気に入った瀬女スキー場が休止との話で落胆している。なかなか素敵な高度感と斜度、景観のスキー場だったのだけど。

御茶の水から神保町:本をみてCD/LPをみて、懐かしいジャズ館は仕舞い

念だったのは駿河台上のジャズ館がお仕舞い、移転になっていたこと。30年間通った店なので、寂しい感じがした。

林俊介「茫々酒中日誌 」(2003) 書棚で眠っていたのを取り出した

2003年だからもう随分前なのだけど、金澤の「ええところ」のガイドブックとして買ったのが金澤倶楽部が出版した林俊介「茫々酒中日誌 」。

金沢・犀川河畔:引越してはじめての冬にクロスカントリースキーをしてみた(冬の復習1)

はじめての金澤の冬は数年振りという大雪に見舞われた。寺町台地の上にあるボクの住処の周辺もしっかり積雪。だからその日は、起きたときからソワソ ワして我慢ができなかった。長良坂まで近いと云っても歩いて10分。クロスカントリーのスキー靴(運動靴み…

こんな秋の日にはいつまでも微睡んでいたいが、届いたリスト集2つ(ペトロフ,アムラン)を聴いてる昼休み

今朝の金澤は昨夜の雨もあがって、とても透明度の高い空から鋭い光が注いでいる。嬉しいことに雲も多く、空がとても大きくみえるし、雲の縁での光の回折が不 思議な色合いや立体感を醸し出している。こんな空の秋の日、きっとお仕舞い方の秋の日にはいつまで…

国仲勝男:暖流

ふっと息をついたら、日曜の21時からはFM放送の「ゴールデンライヴステージ」があって、よくエアチェック(懐かしい)していたなあ、と思い出した。就 職してから忙しくて放送を聴く習慣がなくなってしまったのだけど、いつ頃までやっていたのだろうか?なん…

バンコク・Sukhumvit  通りの景色

ボクが滞在しているのはSukhumvit soi11(スクムヴィットの11番通)。

バンコク・Sukhumvit Soi 12「Cabbeges and Condomes」名前が!だけど

店の名前は!なのだけど、visitor向けの美味しいタイ食レストラン。屋外で汗をかきながら食べるタイ料理が良くて、まいどココに来る。店名はHIV撲滅の啓蒙活動に由来していて、店内はコンドームのディスプレイが多々有り、なんともなあ、とも思う。

バンコク・スクンヴィットのsoi奥

太平洋の西端に広がる島弧、極東と呼ばれる島々の縁に沿って、随分長いあいだ南に飛んだ。暗闇の中スワナプーンに着いた。機内から出たそのときから、約束のように香草の匂いがまとわりつく。それが微かにこの地での昂揚感を想い出させる。

ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ BeroffからはじめてBoulezそしてSokolov、ついでにPollini

こ れは先日の御茶ノ水で入手した1枚。超初心者なのでBeroffは知らなかったのだけど、ショスタコーヴィチの次はストラヴィンスキーを聴こうと思ってい たので、丁度よかった。ストラヴィンスキーのピアノ曲集自体があまりないようなので、入手できて嬉しか…

Fred Hersch Plays Jobim

夏の頃に手に入れたのだけど、ピンとこなくて放置してあったFred Hersch Plays Jobimを聴いてみた。とても冬を迎える気分にぴったり。

日々旅にして旅を栖とす(金澤から都内そして仙台)

犀川大橋のうえで湿気を孕んだ冷たい風にあたっていると、なにか何か長く被っていた樹脂の殻のようなモノが破れていく感覚があった。

仙台・広瀬川源流「作並温泉・一の坊」湯屋と現をつなぐもの

近年は1回/年くらい仕事で仙台を訪れる。大体が秋保温泉の佐勘か作並温泉の一の坊に泊まる。今回は作並温泉の一の坊。仙台市内を流れる広瀬川の上流。渓流沿いに露天風呂がある。眺めていると、紅葉の山,風に流れる落ち葉、川面を飛ぶ鳥。

東京・御茶ノ水「Jazz House Naru」初めて入った店で初めて聴いた大野雄二

いつの頃からかジャズのライヴハウスらしきものができて、随分前から気になっていた。それが駿河台のうえのJazz House Naru。 ボクは意外と臆病なので、独りでライヴハウスにもなかなか決心しないと入れない。それに沢山のCD/LPや本を抱えていると、なかなか…

御茶ノ水ディスクユニオン:JazzのLPも少々(1980年頃のジャズへの偏愛を再確認)

御茶ノ水では、ジャズもチェックをしているが、デフレ感覚からなかなか手が出ない、が正直なところ。とは云え、毎回、ECMを中心としたLPの チェックは行っているのだ。70年代のピアノのアルバムを中心に。Keith Jarrett, Steve Kuhn, Chick Corea, Art Lande…

御茶ノ水:久々といっても1ヶ月半振りのディスクユニオン

ここ数カ月はクラシック入門と称して、自分にとっても基本的な音源の蒐集にあたっている。20世紀の音楽を中心に心ときめくような新しい音に日々遭遇して いるから。特にLPレコードで聴くピアノの音は、真空管アンプの良さみあって、なかなかココロときめく…

ブナオ峠の秋のカケラを押し葉にした。アムランのカプスーチン集を聴いている。ジャズ的?

10日ほど前に出かけたブナオ峠のあたりでは、紅葉は殆どお仕舞い。残照のなか尾根筋をくだりながら、落ち葉を拾ってきた。押し葉にするため。なんとなく気分が良かったので、余韻を形にしたかったのかもしれない。そして今日届いたCDはアムランのカプスーチ…

金沢・石引「福光屋」 今日届いた案内は気になった

ボクにとって、「福光屋」の福正宗は普段酒だし、黒帯の温燗は大好き。金澤に来てから自ら大吟醸を呑むことはなくなった。「福光屋」にはなかなか素敵 な店が併設されていて、買い物だけでなく、試飲ができるようになっている。ちょっと行きたくなるイベント…

Scherbakov: 24の前奏曲とフーガ(ショスタコーヴィチ)

(ジャズ狂のクラシック18)自宅に帰るとKonstantin Scherbakovの24の前奏曲とフーガ(ショスタコーヴィチ)が届いていた。静謐な空気を伝える演奏で昂ぶらないピアノの音が綺麗に流れていく。今の季節の気分にあっている。リヒテルやショスタコーヴィチ自身…

赤摩木古山(1501m)、見越山(1521m)、奈良岳(1644m):十五夜の月におくられブナの山の縦走へ

先週の月が満ちたる頃、山に出かけた。奈良岳への縦走。二週連続であり、この辺りのコトバでは「だらなこと」。馬鹿みたいに入れ込んでいる、ように見えるだろうな。市ノ瀬からの白山・別山縦走で随分と右足を痛めていたので、やはり「だらなこと」だったの…