K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Brad Meldau: Largo

ディスクユニオンでは、ジャズ、クラシック、南米モノあわせて十数枚のCDを手にしてご機嫌。やっぱりレコード屋は楽しいね。Brad MeldauのLargoは格安だったので、テキトーに買った一枚。

金澤:風が吹き、雷鳴のなかで過ごす日々(忙しいので、近況がわりに)

冬の日本海側の気候は、いまだボクにとって物珍しい。昨夜も夜半前から遠雷が聞こえ始めると、そわそわしてしまった。休日というのに、夕食も食べずに仕事をしていたのだけど、冬のシグナルが届くとそれだけで楽しくなってしまう。誰も通らない休日の深夜、…

アジアの写真帳:印度支那の残り香(少し懐かしくなった今頃)

もう終わってしまった夏の日々、ほぼ1週間を印度支那半島ですごした。

Carlos Agurre Groupo: Disco Rojo

今宵聴いているのは、アルゼンチンのカルロス・アギューレ。昨年はじめに話題になったとき、神楽坂の大洋レコードで、入手可能な4枚を手に入れた。それから繰り返し聴いている。

Nik Bartsch: Holon (2007): これから雨や雪の日が続くから、そしてアーサー・ケストラー

このCDはいつだったか、随分前からの友人でSan DiegoのFM曲KSDSで素人DJをやっているBirdmanことNormからもらったもの。

この頃の関心事、それにジャズ

今、金澤では秋から冬へ急旋回し、沿海州そう安西冬衛がいう韃靼から吹いてくる湿気を帯びた大気が引き起こす乱れるような雲の乱流のなかに放り込まれる。だから、空をみているといつまでも飽きない。また湿気を孕んだ風の官能的な感触にうっとりしてしまっ…

金澤・六斗の広見:時雨のなかでの交感

片町に呑みに行く時には、鶴来街道を歩いて蛤坂を下り犀川大橋を渡るか、櫻木通りを歩いて櫻坂を下り櫻橋を渡るか、気分で選んでいる。昨夜は鶴来街道、古い町並みが綺麗な往還を歩いた。そのときのことを、酔い覚めに、ふっと思い出した。

金澤・富樫のあたり:灯油の匂いが漂う路地を曲がると

このところ走ることよりも、歩いている時間が断然長くなってきた。

金澤:沸きあがる雲のもとで

金澤を楽しみたいときは、少しだけ遠回りになるのだけど、竪町、新竪町を通って、櫻橋で犀川を渡り、櫻坂をあがって寺町台地にあがる。そして櫻木通りを 伝って帰っていくのだ。犀川大橋から蛤坂を通るより、河岸段丘が大きく競り上がるから、歩いていると目…

博多:去年の今頃はバンコクに居たのだけど

去年の今頃はバンコクの街角に立っていた。麗しい乾季のバンコク。夜半過ぎの爽やかな風に吹かれて呑む酒。例の洪水騒ぎでそんな時間を過ごすことが難しく なっている。で、なんか気がついたら降り立ったような感じで博多にやってきた。この数日、気忙しく用…

Valery Afanassiev: Homages & Ecstasies (1996) 音の隙間から匂ひを流すような

聴いてみると、期待に違わず、良い感じの違和感にすっかり痺れてしまった。主に、超絶技巧の流麗なピアノを聴くことからはじめているのだけど、この方は違う。音の隙間から匂ひを流すような、不思議な味があるのだ。だからECMの音盤の惹句「沈黙の次に美しい…

ジャズ会#18:昼下がりのジャズ(総集編)情事といえなくもない時間を

「昼下がり」という枕詞には「情事」が続かないといけないのだけど、これは「ジャズ」なのだ。暫く休会中だったジャズ会を昼間に。改めてこの2年あまりの メニューを見直してみた。ボクが好きな音楽が透けてみえるメニューで、何回も同じアルバムをかけてい…

仙台:日が移ろう晩秋に

飛行機が太平洋のうえを旋回しながら高度を下げていった。きらきら光る海をみながら、その下にいまだ眠る人々が沢山居られることを思い出した。 海行かば 水漬く屍 山行かば 草生す屍 (大伴家持の歌、それを題材とした軍歌) その夜、仕事での集まりの幹事…

仙台・南町通り:Bar Neo 独りで入ることができる店を探すだけで...

ホテルの前の通り、南町通りを歩いていたら、すっと引きを感じる店があって入った。こんな感じで居心地の良さそうな店が見つかったのは久々のこと。