K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Abdel Rahman El Bacha: Ravel曲集(2007) 秋の風に吹かれたから

バンコクで涼しい夏を堪能してきた。帰国後の残暑を考えると、うんざりしていたのだけど、どうしたことか。小松に降り立ったとき、強い日差しと裏腹に、吹く風のひんやりとした感触に驚いてしまった。しっかり秋が近づいている。 秋の風に吹かれたから、とい…

Thailand's Best Restaurants 2013 (Blue Mango Publish) ちょっとマンネリだしね

日本に帰ってきたけど、もう少しタイの話し。日曜日は昼でホテルをチェックアウト。その後、プロンポンのエンボリウムでお土産を物色。新興国のショッピング・モールって、バブル期の日本のような、眩しい熱気、明るい未来のような雰囲気があって、懐かしい…

Bangkok・Sukhumvit Soi 15(だったか)「店名不明」前から気になっていたから

前から気になっていたから入ってみた。バンコクのスクムヴィットは新宿のような繁華街。日々、建築の更新が進んでいて、半年ごとに訪れる度に景色が少しづつ変わっていく。視覚だけでない、嗅覚のうえでも、不快なにおいが消えていっている。それでも、新旧…

タイの携帯電話つらつら

今回は入国審査から出て、すぐに目についたoperatorの窓口に。こんなことに、あまり深く考えたり、迷ったりしない質。DTACという会社なのだけど、299バーツ(約1000円)でインターネット使い放題、100バーツ分の通話と。お得感満点なので、入手。前回は規定…

山口果林:安部公房とわたし(2013,講談社)遠い過去になってしまった作家の記憶を呼び覚ますのか

タイに来ても、別にすることがないので朝ビールで読書三昧。時間のネジが緩んでいるので、とてもモノゴトがゆっくりと動いている。割り切って、Do nothingという時間の過ごし方を楽しんでいる。 成田の国内線ターミナルから国際線のイミグレーションを抜けた…

Bangkok・Sukhumvit Soi 11: 避暑の地バンコク

なんか忙しい気持の日々を送っていた。仕事の打ち合わせでバンコクへ来ているのだけど、その準備とか、お盆明けは慌ただしかった。 バンコクに着いたのは木曜の夕刻。曇りからスコール。雨は夜半過ぎまで続いていた。気温は30度前後、日が沈むと30度を割り込…

夏も仕舞いがた

東の空に浮かぶ月。西日の残照が東の雲も照らす。

添田知道「演歌師の生活」(1967、雄山閣)お盆に読んだ本

お盆は読書三昧。とはいえ、すっかり遅読で沢山は読めない。これは読了した一冊。(本に集中するため、blog/SNSは控えてました) 子供の頃、「明治100年」という行事があった。1868年の明治元年から数えて100年。戦後の復興期から高度経済成長に転じた昇り調…

Riverside時代のBill Evans

あちこちから古い知己が訪ねてきている。そんな一月あまりを過ごしている。酒も随分と呑んだし、山にでかける以外は引き籠もったような日常が嘘みたいに、夜も出歩いた。そして、夜中に自室に戻ったとき、毎日毎日、Riverside時代のBill Evansを聴いている。…

Bill Evans: Portrait in jazz (1959) ボクには分からない

先週末に届いたBill Evans "Portrait in Jazz"モノラル盤(右上)、60年代初期の再発ステレオ盤(所謂オルフェイム盤、左上)、1980年頃に買った日本プレス(下)を聴きくらべた。 モノラル盤の音圧の強さ、中音域の密度の濃さ、には驚く。ただ破綻寸前まで詰ま…

Rene Urtreger: Onirica (2000) 時間の非可逆性を深く想うとき

このCDが録音された時分、結構な回数、仕事でフランスに出かけていた。前職の勤め先がフランスの片田舎に事務所を出していたから。その頃は、その田舎 町(と云っても地方の中核都市だけど、金沢みたいな感じ)のHMVに出かけてCDを買うのが楽しみだった。そ…