K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

ECM: Barbara Wojirsch

(ECM1289) Keith Jarrett: Standards, Vol. 2 (1983) 美旋律の開始にいきなり掴まれてしまった

Keith Jarrett(p), Gary Peacock(b), Jack DeJohnette(ds) Recorded January 1983 at Power Station, New York City

(ECM1173 )Ralph Towner: Solo Concert (1979) 音響過多の作り込み

Ralph Towner(12 String g, Classical g) Recorded October 1979 during concerts in München (Amerika Haus) and Zürich (Limmathaus)

(ECM1379) Keith Jarrett: Dark Intervals (1987) ソロの奔放さよりも

Keith Jarrett(p) Design: Barbara Wojirsch Engineer: Kimio Oikawa Producer: Manfred Eicher Digital Recording April 11, 1987 at Suntory Hall, Tokyo.

(ECM1401) Keith Jarrett: Paris Concert (1988) 宗教曲かと思えるような美しい旋律

最近思うことは、キース・ジャレットは加齢とともにピアノを美しく鳴らすようになっていく、と思う。Facing youやKoeln concertは生硬な印象を受ける。だから、このレコード、ケルンから10年以上後、ではピアノの響きがとても美しい。レコードへの拘り、偏愛…

(ECM1063) Enrico Rava: The Pilgrim And The Stars (1975) ECMの頂点にたどり着いたような

ボクはECMの頂点にたどり着いたような感覚のなかにある。ECM1060あたりから後のアルバムには、迷いなく惹き寄せられる力が漲っている。素晴らしい。たぶん、また上がったり、下がったりしながら、進んでいくのだろうが、大きな稜線に飛び出したような感覚の…

(ECM1239) Denny Zeitlin, Charlie Haden: Time Remembers One Time Once (1981) デュオ好きにとって

デュオ好きにとってヘイデンって格別の人だったのだなあ、と改めて思う。closenenessで十分聴いたつもりになっていたけど、その数は随分あるようだ。だから、まだまだ聴けていない。昨夜はエスクーデとのデュオを聴いて、改めてベースらしい、ずっしりとした…

(ECM1523) Herbert Henck:Mompou/Musica Callada(1993) 部屋の角で膝を抱えるような気分で

ようやく春の気怠い空気が流れてきた。少しツンとするような冷ややかさと、流体の如くまとわりつく温みのなかに居るような感じ。櫻をみるならば、澄んだ大気のもとがいいのだろうが、ただぼんやりと春の感触を楽しむならば、霧雨に靄っているのも悪くない。…

(ECM1023) Paul Bley: Open, To Love (1972) ブレイそしてアイヒャー

Paul Bley(p) Recorded on September 11, 1972, at Arne Bendiksen Studio, Oslo.