K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2016-08-21から1日間の記事一覧

再び小さな源流域へ

一週間を経て、同じ流域の違う谷に入った。 空を見上げると、もう夏はお仕舞い。それでも日射しは強く、水面がが輝いている。 木陰で休みながら、もうすぐ終わろうとしている渓流の日々のことを考えていた。 今回は、27cmを筆頭に何本かのイワナを手にした。…

(ECM1401) Keith Jarrett: Paris Concert (1988) 宗教曲かと思えるような美しい旋律

最近思うことは、キース・ジャレットは加齢とともにピアノを美しく鳴らすようになっていく、と思う。Facing youやKoeln concertは生硬な印象を受ける。だから、このレコード、ケルンから10年以上後、ではピアノの響きがとても美しい。レコードへの拘り、偏愛…

Elina Duni: Muza E Zezë (2014) 民族音楽的なノリはなくて、軽い感じで、楽しめるアルバム

ネット上で、吉本秀純さんが以下のインタビュー記事を執筆、紹介された: 名門ECMから作品を発表していますが、日本語の記事自体もほとんどなく貴重な内容となっているかなと思います。アルバニアの音楽のことから、彼女のジャズに対する考え方、盟友である…

金沢・犀鶴林道(熊走から堂橋の15km)を自転車で

金沢・熊走大橋(駒帰町)と白山市・鶴来の浄水場の間に犀鶴林道がある。総延長30.864km。中間地点が金沢市・菊水の堂橋、内川ダムの上流である。 ずっと気になっていた道で、いつかランニングしてみたいと思っているが様子が分からない。最近になって、オー…

Trio Tzane: Gaitani(2010) 欧州から見える東方世界の景色

パリで結成されたフランス人、トルコ人、ギリシャ人のグループなので、民族音楽が持つある種のクセが消え、淡いエキゾティシズムが汎世界的な香りを与えているのだろう。ブリジット・フォンティーヌの音楽と通底する世界のように感じる。