2001
Mal Waldron(p), David Murray(ts, b-cl) Recorded in Brussels, Belgium, October 5-6, 2001.
坪口 昌恭(Key, Computer), 菊地成孔(ss, ts, Turntables [Cdj]), 五十嵐一生(tp, synth)
ジョセフ・ジャーマンのpoem songを聴いて、琴への印象が一変。弦の強靱なうねり、のような音が面白い。ということで、共演者である沢井一恵のアルバムを入手。 誕生して100年の十七絃琴、という楽器による演奏。ステレオタイプ(ボクのなかの)な邦楽の印象…
今朝、クルマのなかで突然イレブン、好きな曲なんだギル・エヴァンスのが、が流れ出した。ピアノの打撃音の感覚がとてつも長い。音源のiPODがランダム再生になっていたようだ。菊地雅章のトリオ。その沈黙、沈黙の後の再度の打音に痺れてしまった。 ピアノの…
マルコス・ヴァーリの2001年のアルバム。CDでも出されているアルバムを2枚組のレコードで出したもの。UKプレス。レコードに添付された店のPOPが良くて購入。聴いてみるとすこぶる良い。音も良いし、内容も勿論。 ジャンル的にはMPBなのだけど、かなりフュー…
爆音に疲れ果てて、ホテルに戻った。仕事どころではない。 目覚めると、すっかり快復。耳も大丈夫。クルマのなかでは今井和雄の爆音は可能だなあ、と考えたり、懲りていない。 で、JOE氏の記事を読んで、ECMのデモを聴いた。モンダーやマエストロとの相性が…
クレイグ・ティボーンを聴きながら、「今この瞬間のジャズ」を知る旅を続けているように思える。様々な音楽の姿態をとりながら、芯になる「何か」を感じさせる。それが何か、問い続けている。 ティム・バーンのアルバムは直球ではまった。2003年のライヴは、…
クレイグ・ティボーンが気になる、というより、彼を通した「今のジャズ」を切り取ってみたいという、気持ち。20世紀末、何となく閉塞されたようなジャズの状況が気になって、「新しい音」が知りたかった。一番参考になったのは、村井康司さんの本: 200CD 21…
早速、田中啓文書をバイブル的に聴きはじめることにした。加齢しても謙虚で素直な性格(の積もり)。といっても、ここは大阪のホテル。仕方がないので、愛用のMacBook Airでapple music。 まずは前から気になっていた、ウィリアム・パーカーをチェック。本に…
名古屋でテキトーに買ったアルバムが良かったので、もう少し。rabbitooが好みだったら、その味と同じ平面上の感じ。出張先の朝、ぼんやり聴いているが、気持ちよい。 色[siki] アーティスト: phat,坂本龍一,ピーター・バラカン 出版社/メーカー: EMIミュージ…
最近、デレク・ベイリーとか高柳昌行を面白がって聴いている。何が面白いのか、よく分からなかったが、最近になって、単純な話で、弦が紡ぎ出す音響の面白さ、ではないか、と感じている。指、あるいはピック、あるいは弓(!、高柳の作品)などで、打撃が与…
このアルバムも「当時」気になっていた新世界の澤野、草履屋の副業?、から出た日本人のアルバムということで、爽やかなジャケットとともにとても印象に残った1枚。ボクのなかでは、カモメのアルバムは、例のアルバムとコレ。山中千尋のデビューアルバム。
そんな朝はマーク・コープランドの、砂糖を少しだけ入れた紅茶のような、仄かな甘口の音を聴くのも悪くない。ハーシュのような深い世界観を感じさせる人ではないのだけど、ピアノの響きがとてもいい。
このアルバムはスウェーデンの唄い手Lina Nybergのボッサ、MPBのアルバム。スウェーデン語で歌っているそうだ。ベースAnders Jorminのバックよろしく、なかなかジャズとして聴かせる。面白いのは微温の肌合いが気持ち良いボッサの温度がさらに下がっている。…