K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

沢井一恵: THE SAWAI KAZUE 十七絃

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沢井一恵: THE SAWAI KAZUE 十七絃(2011, 邦楽ジャーナル)
1. 華になる〜十七絃独奏のために(沢井忠夫作曲)
2. なばりの三ツ〜十七絃独奏のための(吉松隆作曲)
3. 畝火山〜五絃琴と呪のために(高橋悠治作曲)
4. めぐりめぐる(沢井忠夫作曲)
5. 覡(西村朗作曲)
6. 十七絃・六段
沢井一恵(十七絃・五絃琴), 沢井比河流(十七絃琴), 齋藤徹(b)

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ジョセフ・ジャーマンのpoem songを聴いて、琴への印象が一変。弦の強靱なうねり、のような音が面白い。ということで、共演者である沢井一恵のアルバムを入手。

誕生して100年の十七絃琴、という楽器による演奏。ステレオタイプ(ボクのなかの)な邦楽の印象を壊す、野性味のある演奏。日本の、というよりはアジアの音。以前、韓国で聴いた琴の音色を思い出した。

2曲だけ、先日逝去された斎藤徹が加わる。ジャーマンのアルバム同様、弦が折り重なるアンサンブルに心惹かれる。

THE SAWAI KAZUE 十七絃

THE SAWAI KAZUE 十七絃