K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

ECM: Sascha Kleis

(ECM 2746) Enrico Rava, Fred Hersch: The Song Is You  (2021) 予定調和のなかで

Enrico Rava(flh), Fred Hersch(p) Design: Sascha Kleis Engineer: Stefano Amerio Producer: Manfred Eicher Recorded on November 2021, at Auditorio Stelio Molo RSI, Lugano

(ECM2681) Andrew Cyrille: The News (2019) Beyond Eicherの「あるべき音の姿」が

Bill Frisell(g), David Virelles(p, synth), Ben Street(b), Andrew Cyrille(ds) Design: Sascha Kleis Engineer: Rick Kwan Assistant engineer: Christopher Gold Mastering: Christoph Stickel Producer: Sun Chung Recorded August 2019 Sound on Sound…

(ECM2699) Eberhard Weber: Once Upon A Time (Live In Avignon) (1994) 彼の音の甘さ、が嫌いでなければ

Eberhard Weber(b) Painting [Cover Painting] : Maja Weber Design: Sascha Kleis Producer [Recording Producer], Engineer [Recording Engineer] : Gérard de Haro Executive-Producer: Manfred Eicher Concert recording, August 1994 Théâtre des Halle…

(ECM2675) 田中鮎美: Subaqueous Silence (2019) 最小限の音の数で空間を専有していく、そのゆったりとした構築に

田中鮎美(p), Christian Meaas Svendsen(b), Per Oddvar Johansen(ds) Design: Sascha Kleis Engineer [Recording]: Daniel Wold, Ingar Hunskaar Mastered By [Mastering]: Stefano Amerio Producer: Manfred Eicher Released: Oct 29, 2021 Recorded June…

(ECM2693) Craig Taborn: Shadow Plays (2020) 最近はECMに辛口だけど、これは

Craig Taborn(p) Design: Sascha Kleis Engineer: Stefano Amerio Producer: Manfred Eicher Concert recording, March 2, 2020 Wiener Konzerthaus

(ECM1463) John Surman: Adventure Playground (1991) ECMはやっぱりこうだったよな

John Surman (bs, ss, b-cl), Paul Bley(p), Gary Peacock(b), Tony Oxley(ds) Engineer:Jan Erik Kongshaug Layout: Sascha Kleis Photograph: Jørn Sundby Producer: Manfred Eicher Recorded September, 1991 Rainbow Studio, Oslo

(ECM2633) Thomas Strønen: Bayou (2021) 過剰とも思える残響がぴったり

Ayumi Tanaka(p), Thomas Strønen(ds,perc), Marthe Lea(cl, voice, perc) Design: Sascha Kleis Engineer: Lara Persia Producer: Manfred Eicher Released: 09 Apr 2021

(ECM2594) Arild Andersen: In-House Science (2016) EicherというElectronics

Arild Andersen(b), Tommy Smith(ts), Paolo Vinaccia(ds) Engineer [Recording (ORF)] : Alois Hummer Mixing, Mastering: Arild Andersen, Jan Erik Kongshaug Recording Producer (ORF): Michael Radanovics Concert recording by ORF, September 29, 201…

(ECM2703) Nik Bärtsch: Entendre (2021) 霧の中の音だからこそ

Nik Bärtsch(p, perc) Design: Sascha Kleis Engineer: Stefano Amerio Producer: Manfred Eicher Recorder at Auditorio Stelio Molo RSI, Lugano. Released: 19 Mar 2021

(ECM2692) Vijay Iyer, Linda May Han Oh, Tyshawn Sorey: Uneasy (2019) アイヤーとソーリーの対峙

Vijay Iyer(p), Linda May Han Oh(b), Tyshawn Sorey(ds) Design: Sascha Kleis Engineer: Ryan Streber Mastering: Christoph Stickel Producer: Manfred Eicher, Vijay Iyer Recorded December 2019 Released: 09 Apr 2021

(ECM 2679) John Scofield: Swallow Tales(2019) ここには誇張やケレン味はない

John Scofield(g), Steve Swallow(b), Bill Stewart(ds) Recorded March 2019 The James L.Dolan Recording Studio at NYU Steinhardt, NY Released:10 Jun 2020

(ECM1670) Paul Bley: Not Two, Not One (1999) ニュー・ヨーク録音の魅力

Paul Bley(p), Gary Peacock(b), Paul Motian(ds) Recorded January 1998 Avatar Studio, New York

(ECM2373) Paul Bley:PLAY BLUE - Oslo Concert (2008) 所々の微毒の苦さに

Paul Bley(p) Recorded live August 2008 at Kulturkirken Jakob, Oslo Jazz Festival

(ECM2615) Joe Lovano: Trio Tapestry (2018) ECM+ロヴァーノって、こんな感じで

Joe Lovano,(ts, perc), Marilyn Crispell(p), Carmen Castaldi(ds, perc) Recorded March 2018 at Sear Sound, New York Mixing: July 2018 at Studios La Buissonne

(ECM2644) Vijay Iyer, Craig Taborn: The Transitory Poems

ジャズ的な匂いは薄いのだけど、しかしジャズ以外の何者でもない、そこが面白いアルバム

(ECM 1733) Annette Peacock: An Acrobat's Heart

このアルバムでの静謐な空気感は何だろう

(ECM2549) Areni Agbabian: Bloom

Spotifyで聴いて、気に入ったので購入。ティグラン・ハマシアンに続くECMのアルメニアもの。内容もハマシアンのECM録音と同じような、アルメニアのフォークロアを淡い味付けにした環境音楽的なもの。ハマシアンのAtomosphereより、さらに淡色の音楽となって…

(ECM2642) Paul Bley: When Will The Blues Leave

ポール・ブレイのピアニズムを余すところなく、いや崇高とも思える部分を完全の捉えている。人の官能を揺さぶる音の輝り、のようなものに痺れている。ピーコック、モチアンが与える律動も純化したような美しさのなかにあって、もう何がなんだかの素晴らしさ。

Tigran Hamasyan: Atmosphères (ECM 2414/15)

みで、単なるオリエンタリズムだけではない、深遠なる宗教曲の魅力に魅了された: しかし、このアルバムに及んで、ハマシアンのピアノの「キメのアルメニア旋律」のワンパターンさ、に気持ち悪くなった。そんな訳で、その後は聴いていなかった。 最近になっ…

(ECM1825) András Schiff: J. S. Bach/Goldberg Variations(2001) 典型的なECMの音ではなく

過去、シフのアルバム(バルトークだったと思う)を聴いてピンとこなかったので、聴かなかった奏者。一昨年くらいSちゃんに教えてもらって聴くと、実に甘露。コンサートの収録らしいが、そんな空気感はなく、緻密に音が入っている、そして一音一音が粒立ち、…

(ECM 2613) David Torn, Tim Berne, Ches Smith: Sun Of Goldfinger (2015, 2018) 冷たい昂奮

先日に続き、トーンのアルバム。 前作であるOnly skyの音世界に、バーン、スミスも溶け込んでいる。いや、溶けてはなくて、様々な方角に鋭い切っ先を向けているような感じ。予定調和的な次元ではないのだけど、上位層で構造化(作曲行為)がしっかりされてい…

(ECM 2433) David Torn: Only Sky (2014) 意識と無意識の境界にあるような時間に

ギターとウードのソロ。全編、環境音楽的な浮遊する世界であるが、そのなかで弦の歪みのようなものが造る「変調」のようなものに惹かれる。フリーキーな音、インプロ的な無調を、音空間に閉じ込め、音響的な処理でECM的な印象そのものに。それも本来的な好み…

(ECM2587) Elina Duni: Partir (2017) 欧州のジャズと共通する普遍的な音楽性

前作ではアルバニア出身の唄い手であるが、その出自をあざとく使うような感じが一切無く、その自然体のような音が良いと思った。 前作ではコリン・ヴァロン・トリオが伴奏していたが、今回は本人のみ。多重録音もあまり使っていないように(いや全くか?)、聴…

(ECM 2575) Barre Phillips: End To End (2017) 音の宇宙を込めた静謐にして饒舌な音楽

LPレコードをまとめ買いするために随分と待ったレコード。 まずレコードで聴きたかったから、ストリーミングでも聴かなかった。そして、それが良かった。針を落とした後の、音が音としての強度を主張し、それに圧倒された。ジャンルとか、即興だとか、そんな…

(ECM1726) Herbert Henck: Conlon Nancarrow, George Antheil/ Piano Music (1999) どんな作曲家かと調べたら、CDから流れる音よりも面白すぎて

ヘンクの硬質なピアノの音は好み。熱心ではないが、少しずつ買い足している。モンポウやジョン・ケージの初期作品集は良かったな。どんな作曲家かと調べたら、CDから流れる音よりも面白すぎて、惹き込まれた。 コンロン・ナンカロウ - Wikipedia 1912-1997 …

(ECM2576) Thomas Strønen, Time Is A Blind Guide: Lucus (2017) ECMから北欧の軒続きに

実に美しい。とかく過剰残響が気になるECMだけど、これは適量。打楽器を中心に据えつつも、打楽器の乾いた美音に潤いを与える弦やピアノの煌めき。Thomas Strønenの曲、いいなあと思う。巧くジャズよりは現代音楽寄りのあたりを攻めている感じだ。 このなか…

(ECM2526) David Virelles: Gnosis (2016) 21世紀のジャズのなかに感じること

近所のyuccaさんのtweetで少し気になった。 David Virelles "Gnosis"めちゃめちゃいい。最近語彙はめちゃめちゃいい、しか使えてないけど、これは良い。Afro CubanとECMの見事な融合。融合というか抱擁?かっこよすぎ。こんなルンバやられたら惚れるしかない…

(ECM2385) Glauco Venier: Miniatures (2013) 打楽器が醸し出す空気感

このような強くmanageされたような「沈黙の次に...」には随分飽きがきていて、ECMはもういいかな、の感覚が強くなっていた筈だ。だから1970年代を思い出させるような最近の意欲作に驚いているのだ。 しかし、このアルバムはあざとい程のECMイメージの中に…

(ECM2579) Tim Berne & Snakeoil: Incidentals (2014) ティム・バーンはワン・パターンか

先日、ディスクユニオン新宿で買ってきたもの。価格が落ち着くのが待ちきれなかったので、普段の1.5倍くらいの価格で購入。このティム・バーンの新譜はECMから。バーンの音源は、何を聴いても同じように聴こえることは否めない。ティム・バーンはワン・パタ…

(ECM 2494/95) Roscoe Mitchell: Bells For The South Side (2015) 精緻な音の空間

ボクはAEOC関連のアルバムについては、ブリジット・フォンテーヌでしか聴いていなくて、極めて縁が薄い。だから、このアルバムが彼らの過去の業績に照らしそうか、なんてことは書けない。むしろ、ソーリーとかテイボーンとかの参加が気になっていた。 AEOCに…