K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Fred Hersch plays Monk: Thelonious (1998) 美しくも、頓狂なモンクの曲が透き通った結晶体に

美しくも、頓狂で、そしてヒップにグルーヴするモンクの曲を奪胎換骨し、無色透明の結晶にしたハーシュ。音の数を増やしているわけでなく、ときとしてつま ずくような素振り、モンクのような、まで交えているのだけど見えてくる景色が全く違う。モンクの曲を…

Macintoshはやっぱり好きだなあ

etc

ボクが最初に買ったPCはMacintoshのLC2(だったか)。論文執筆に必要だったから。1993年頃だったかなあ。でもよくフリーズするし、軽快じゃなかった印象があった。その後、1996年頃にPowerPCの機種を入手したのだけど、早いし安定だし、とても快適。Dos系の…

金澤郊外にて・長持ちする櫻花のこと

仕事場の櫻。枝垂れ櫻の花もちの長さには驚いてしまう。

Jazz会#15:白人ピアノジャズの系譜をたどって

ジャズが黒人音楽に由来することは間違いないのだろうけど、早い時期から多くの白人奏者も加わっている。そして明らかにジャズのフォーマットを用いなが ら、独自の音楽空間を築いていることは否めない。そんな白人奏者が弾くピアノを取り上げてみたい。ビル…

Marilyn Crispell: Live in San Francisco (1990) 適当に買ってきたCDをテキトーに聴く仕事場の土曜日

今日はお休みの土曜日だけど、仕事場でごそごそ。そんな日は、音楽を聴きながらゆったりと時間を過ごしたい。随分な勢いでCDを入手、といっても ジャズじゃなくてクラシックが多いのだけど、聴きそびれているものも少なからずある。という訳で、ECMから出て…

金澤の春、月夜に酔い歩く

いつだったか、柿木畠の蕎麦屋で呑んで、気持よく帰る路すがら、鱗町から櫻橋、櫻坂そして櫻木通り、なのだけど、気がつくと左肩のうえに浮かんでついてくる満月に気がついた。

ラックスマンのオーディオ用DA変換器:DA-200で聴いてみた

PC(MAC)からUSB接続のDA変換器としてラックスマンのDA-200(写真)を接続し、真空管アンプに接続。これだけではiPODに追いつかない!さらにiTunesよりも再生能力が高いと云われるAmarraというSWを導入してiPOD超え,といおうかLPレコード同等以上の音にな…

金澤・浅野川河畔から卯辰山散歩:素知らぬふりをしてみたいのだけど

あの日曜日は朝から雪のなかに遊んで、雪面からの照り返しにすっかり焼けて,赤ら顔になってしまった。呑む前から呑んだような顔をして、浅野川方面に出かけた。

Fred Hersch: The French Collection (1989) ラヴェルの曲の美しさといったら

新しく届いたハーシュのアルバムを聴いている。以前の記事でハーシュのロシア作曲家集について取り上げたのだけど、これはついでに入手したフランス作曲家集。

金沢・白兀山(880m):花冷えの金澤から見える雪山にも春が

4月にはいってから日曜日の天気がよい。だからボクは堪えられなくなって、山に行く。残雪期の春山の楽しさといったら...強い日射し、雪面からの照り返し、頬をなでる冷たい風、スキー板を擦るざらめ雪の感触...

金沢・柿木畠「更科藤井」春になって夜歩きをしているのだけど、その腹ごしらえに

最近、片町から柿木畠に移転した「更科藤井」

矢野顕子:長月 神無月(1976)あめふり前の温い夜半前

あめふり前の温い夜半前に帰ってきて、何を聴こうかと少しだけ悩んで鳴らしてみたのは矢野顕子のデビュー・コンサートのライヴ盤。まだLP全盛期だから僅か34分の収録。そうなのだけど、音の密度がとても濃くて、今と変わらぬ矢野顕子の音が飛び出す。もう3…

Billy Holiday: Jazz at the Philharmonic (1946) 洒脱って感じじゃないのだけど

そんな時期に気に入って聴いていたヴォーカル・アルバムが「ビリーホリディの魂」と題された日本での編集盤。A面が1946年にロス・アンジェルスで開催 されたJazz at the Philharmonicでの実況録音。粋とか、洒脱って感じじゃないのだけど、適当な軽さ(って…

白兀山(880m):春の山は楽しい、ということを、どんな言葉で話しをしようかと考えていたのだけど..

白兀山の頂上直下を独り登る。楽しくて胸が高鳴ってしまった、って感覚は久しぶりなんだよね。

萩原朔太郎:猫町(1935) 気がつくと傍にあるような散文詩

気がつくと傍にあるような、それも時々。記憶の底や、あるいは開いた本のなかから、忘れた頃に忘れていないことを知らしめるように表れる。そんな不思議な散文詩がある。萩原朔太郎の猫町。昭和10年の出版。

Cecile Ousset: ドビュッシー・ラヴェル曲集(1969,1971) なんとなく春だしねえ

温かい昼間の外歩きのとき、先日入手したセシル・ウーセのドビュッシー・ラヴェル曲集を聴いている。とても明晰な音で適度に粒度があって、また過度の感情移入や走りがなくて、この季節のなかで聴くには調度良い感じ。

Nguyen Le: Tales from Viet-Nam(1996) 香草や魚醤の匂いが脳内に流れ込む気持ち良さ

このアルバムも滅法面白い。Nguyên Lê はフレットレス・ギターを弾いている、と書いてある。だからポヨーンと締まりがない、といおうか柔らかい音が出ているのか。

Buddy Tate meets Dollar Brand (1977): セシル・マクビーの音が聴きたいとき、それにテキサス・アリゾナ

バディ・テイトは1913年、テキサス生まれの古い世代の奏者。ビッグ・バンド主体で、モダンジャズの奏者として扱われたり,扱われなかったり。だけど 1970年後半以降、つまり還暦を過ぎてからの露出はかなりのものだったと記憶している。細かな時代のスタイル…

金澤・六斗の廣見:肌寒い日々なのだけど日溜まりに咲く櫻

ボクが書きたいのは櫻ではない。六斗の廣見のこと。昨

医王山:シーズンのおしまいにクロスカントリースキー

へたくそなノルディックなのだけど、板に乗って楽しむ感触はアルペンと一緒。スキートレイルを振り返る楽しさといったら....

Kate Bush: Aerial (2005) 蜜の海に浮かび,蜜の空を翔び

聴いてみると、デビューの頃のエキセントリックなまでの高音をヒットさせる唄声は潜めて、やや低めに。そしてまったりとした味が出ていて、加齢の良さを じっくりと味わえる感じ。曲もよく出来ていて、あの時代の彼女の世界を維持している。楽しい。最近、改…

オヨヨ書林せせらぎ通り店:用水の流れの果てに古書を買いに

竪町にあるオヨヨ書林に新しい店ができた、せせらぎ通り店に出かけた。広坂からお城沿いに歩いて、尾山神社の前を真っ直ぐ降りていく。

春が天から落ちてきたように、櫻花も咲きはじめる

若宮大橋からみる白山が好きだ。

Jazz会#14:友人のKプロデューサー選曲の桑田佳祐楽曲の研究成果(ってジャズ会なの?)

先日のジャズ会は、本会のプロデューサである映像業界の友人のKプロデューサー選曲の桑田佳祐楽曲の研究成果披露会。