K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

1954

Miles Davis: Walkin' (1954)  驚きのルディ・ヴァン・ゲルダーの疑似ステレオ・リマスター

Miles Davis(tp), J.J. Johnson (tb on A1, A2), Dave Schildkraut(as on B1 to B3), Lucky Thompson (ts on A1, A2), Horace Silver(p), Percy Heath(b), Kenny Clarke(ds)

Vogueのソロを聴く(1954年のThelonious Monk)

モンクのソロはどれも好きだ。ヴォーグ盤、リヴァーサイド盤、コロンビア盤そして晩年のブラック・ライオン盤、どれをとっても味わいは深く、年齢・時代の影響を全く感じない。あるのは演奏場所、楽器や本人の気分の違い、だけではなかろうか。 先日入手した…

Thelonious Monk: The Prophet (1954) 所謂ヴォーグのソロについて

Thelonious Monk(b) A1-4, B1-4: solo at Paris, France, June 7, 1954 A5. Idrees Sulieman(tp), Billy Smith(ts), Danny Quebec(as), Eugene Ramey (b), Art Blakey(ds) : BN session, WOR Studios, NYC, October 15, 1947 A6. Milt Jackson(vib), John Si…

Paul Bley (1954) 聴いていて愛着がわいてきた

Paul Bley(p), Percy Heath(b), Alan Levitt(ds)

Chico Hamilton Quintet In Hi-Fi (1954-56) ジム・ホールに意識を向けると

ゆるゆるとドルフィーのレコードを集めている。所謂名盤はそこそこ集めたので、チコ・ハミルトン時代が気になっている。というわけでレコード棚を覗くと、あまり出ているようでもない。代わりにバディ・コレットが入っているオリジナルか初期のプレスが「安…

Introducing Paul Bley (1954): Paul Bleyの初期のアルバムを聴く

これも昨日届いたLPレコード。オリジナルは高価なので、OJC。聴いてみると音圧が高く、実に音がいい。驚いた。感想は以下の[2016-01-09記事] と同じだけど、古いバップであるにも関わらず、ピアノが美しく響いている。で、最後のサンタクロースでもコケない…

Thelonious Monk : Piano Solo (1954) モンクの端正なピアノ

昨日、受け取ったLPレコード。スペインの古レコード屋から届いた、60年前にフランスでプレスされた10インチ盤。好きなセロニアス・モンクのソロ。村上春樹の近著でも取り上げられていて、彼の学生時代の愛聴盤だったがレコード棚から消えてしまったらしい。…

Art Blakey:A Night At Birdland, Vol. 1(1954) なんだか久しぶりに聴いたらいいじゃない

なんだか久しぶりに聴いたらいいじゃない、って思った。 このブログでほとんど登場しないハード・バップ。お客のリクエストが「キャッチー&グルーヴィーなジャズ」。そんなカタカナで云われてもわからないよね。まあグルーヴする元祖ジャズといえばハードバ…

Thelonious Monk: Solo on Vogue

VogueってあのVogue.だからパリ録音.冒頭の'Round About Midnightを聴き始めると,訥々とFluctuateしながら綴られていく音がいきなり弾けてしまって,何処かへと散っていくような軌跡だけを残し ていく.寡黙な音と音の間でも静かにFluctuateするモノクロ…