K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Thelonious Monk : Piano Solo (1954) モンクの端正なピアノ

 昨日、受け取ったLPレコード。スペインの古レコード屋から届いた、60年前にフランスでプレスされた10インチ盤。好きなセロニアス・モンクのソロ。村上春樹の近著でも取り上げられていて、彼の学生時代の愛聴盤だったがレコード棚から消えてしまったらしい。暗めで端正なソロを楽しむこよができる。

ジャケットはペラペラ。日本でも1960年代まで普通のいわゆる「ペラジャケ」。崩壊寸前だった。

発売元はVogue。レーベルにはSwingと書いてあるのだけど、これがオリジナルなのか、よく分からない。

 左は徳間音工からの再発盤(30年前に買った)。聴き比べてみた。Vogue盤の音質は、とても自然。期待通りのイメージ。打鍵の強さが蘇る。徳間音工盤は高音強調のイコラズを施していることが、はっきり分かる。すこし疲れる音。

 決して安い買い物ではないのだけど(賞与を待った)、でもエヴァンスのデビーの半値くらい。すっかり楽しめた。

 

Thelonious Monk : Piano Solo (1954, Vogue)
   A1. 'Round About Midnight     
   A2. Reflections     
   A3. Smoke Gets In Your Eyes
   A4. Well You Needn't     
   B1. Portrait Of An Ermite     
   B2. Manganése     
   B3. Eronel     
   B4. Off Minor
Thelonious Monk(p)