K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

1957

Tommy Flanagan: Overseas (1957) Kevin Gray盤を聴く

Analogue productsの Kevin Gray盤が出たので,入手.このover Csジャケットは,もともとテイチク盤で持っていたが,学生時代にサードハードオーケストラの松浦君に貸したっきり,なので手元になかった. それでも4枚め: 上左:DIW再発盤,上右:今回のKev…

Thelonious Monk: At Carnegie Hall (1957) モンクとコルトレーンを楽しむという感じじゃない

Thelonious Monk(p), John Coltrane(ts), Ahmed Abdul-Malik(b), Shadow Wilson(ds) Recorded on November 29, 1957 at Carnegie Hall, New York City.

Miles Davis: In concert at the Olympia Paris 1957 マイルス・デイヴィスの管の音の魅力を優雅に支えている

Miles Davis (tp except B2, C1, D1), Barney Wilen (ts except A3), René Urtreger (p), Pierre Michelot (b), Kenny Clarke (ds) Recorded live at the Olympia, Paris, November 30, 1957

Tommy Flanagan: Overseas (1957) Rudy Van Gelderがマスタリングした音を疑似ステレオの再発盤で聴く

エルヴィン・ジョーンズのブラシの妙とフラナガンの手堅いバップ・ピアノで聴かせる盤。ご多分に漏れず、愛聴盤。かつて「C」が沢山書いてある「OverCs」ジャケットのテイチク盤を持っていたが、友人に貸したっきり。再び、DIW盤を入手して聴いている: この…

Thelonious Monk: The Transformer (1957-64) 今更ながら知る素晴らしいトンデモ発掘盤

Thelonious Monk(p) Mastering: Rudy Van Gelder Executive Producer: T.S. Monk Recording Producer: Peter G. Grain MD

(BLP1581) Sonny Rollins: A Night at the Village Vanguard (1957) 時間を超えた旅、のような感覚

Sonny Rollins(ts), Wilbur Ware(b except B2), Elvin Jones(ds except B2) Donald Bailey (b on B2), Pete La Roca (ds on B2) Cover Photo: Francis Wolff Cover design: Reid Miles Recording: Rudy Van Gelder Lacquer cut: RVG Producer: Alfred Lion R…

Bud Powell: Swingin' With Bud (1957) 少し弛緩した感じの美音

Bud Powell(p), George Duvivier(b), Art Taylor(ds) Recorded in New York City on February 11th, 1957.

Herbie Nichols: The Bethlehem Years (1957) ブルーノートの盤よりも寛いだ空気が

先日、ニューヨークで買った安レコード、$8。1970年代の再発で間違いなく、全く希少性はないので、わざわざ買う必要もないのだが、何となく欲しかった。モンクとともに、曲の奇妙な味わい故に欧州の(アヴァンギャルド系)奏者に好まれている。 ブルーノート…

The Gigi Gryce-Donald Byrd Jazz Laboratory, The Cecil Taylor Quartet: At Newport (1957) ある日、あるバーで

ある日、あるバーでかかったレコード。日本盤の安レコード。 ジャズ喫茶でもなかなか鳴らないようなレコードが、ほとんどロックかソウルばっかりの自称「ロックバー」でかかった。「**君(ボクの名字)、聴いたことある」とか云って、店主はちょっと得意そ…

Gil Evans: Big Stuff (1957) Paris Bluesの30年前

これは先週の東京での猟盤。RVG刻印のサード・プレス。1000円くらいだったので、まあ、という感じ。今日知ったが、Gil Evans & Tenのタイトルで売られているものと同じ。幸い、持っていなかった。 後年のようなフリー系の奏者がブロウする時代じゃないし、雑…

Jim Hall: Jazz Guitar (1957) 古がモノラル盤を聴きたくなった

先週は恐ろしく多忙で、疲れ切ってしまった。体の芯のようなものが折れかけていたので、週末は静かに本を読んで過ごした。 週明けに、まだ少し残しているので、もう少しのんびりしている。cowryの珈琲をいれて、美味しい食パンを焼いて、野菜と頂き物の兎の…

Jim Hall: Jazz Guitar (1957) 追悼(力が抜けたような)

力が抜けたようなギターだと思う。音がとてもスムーズで、気張っている感じが全くない。そう、指を腕が保持し、腕を胴が保持しているような、肉体の躍動感、のようなものがない。とても上手な鼻歌のような音。 2005年くらいであったか、マンッハタンの南にあ…