K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

1961

John Coltrane: Evenings At The Village Gate: John Coltrane with Eric Dolphy (1961)コルトレーンが押している共演盤

John Coltrane(ss,ts), Eric Dolphy(b-cl,as,fl), McCoy Tyner(p), Reggie Workman, Art Davis(b), Elvin Jones(ds) Engineer: Richard Alderson Recorded at Village Gate, Greenwich Village on August 1961.

Thelonious Monk: 1961 European Tour, Vol. 1 (1961) まあ代わり映えする訳でもないが

Thelonious Monk(p), Charlie Rouse(ts), John Ore(b), Frankie Dunlop(ds) Live recording in concert. Bern (Switzerland) May 10th, 1961

DSD128で聴く、Bill Evans: Sunday At The Village Vanguard (1961)

Bill Evans (p), Scott LaFaro(b), Paul Motian(ds) Engineer : Dave Jones Producer: Orrin Keepnews Recorded 'live' at theVillage Vanguard, New York City; June 25, 1961

Don Ellis: Out Of Nowhere (1961) ブレイ、スワローの変則トリオ

Don Ellis(tp), Paul Bley(p), Steve Swallow Supervised by Nat Hentoff Recorded at Nola Penthouse Studios, New York City, April 21st 1961.

Bill Evans: Explorations(1961) Complete BOXのCD、モノラル盤、OJC盤を聴く

ルネ氏の記事を読んで、ExplorationsのComplete riverside BOXのディジタル音源との聴き比べをやっていないことに気が付いた。 このアルバムは、ルネ氏が書くように素晴らしい曲が揃っているが、録音に冴えない印象があって、あまり聴いていなかった。 夏に…

Jimmy Giuffre: Graz 1961 ブレイやスワロウの現代的な演奏もさることながら

Jimmy Giuffre(cl), Paul Bley(p), Steve Swallow(b) Recorded live October 27, 1961 by ORF Graz

Jimmy GiuffreのThesisを聴く

忙しい日々で、落ち着いてレコードも聴いてられない。 今朝は出勤前にジミー・ジェフリーのThesisを聴いた。例によってイコライザをMGM(相当)に調整。低音はAES以上に、高音はAES程度に強調。古レコードの音の鮮度が蘇る。嬉しい。ピアノは瑞々しく、ベース…

Bud Powell: A Portrait Of Thelonious (1961) ときどき昔の片鱗を見せながら

Bud Powell(p), Pierre Michelot(b), Kenny Clarke(ds) Recorded in Paris, Dec. 17, 1961

George Russell: Ezz-thetics (1961) ドルフィー期待のアルバムだけど

George Russell(p), Don Ellis(tp), Dave Baker(tb), Eric Dolphy(as, b-cl), Stephen Swallow(b), Joe Hunt(ds) Recorded at Plaza Sound Studios in New York, May 8, 1961.

Red Garland: The Nearness Of You (1961) コロコロしないガーランドも良し

Red Garland(p), Larry Ridley (b), Frank Gant (ds) Recorded at Plaza Sound Studios, New York City; November 30, 1961.

Eric Dolphy Quartet 1961 :ピアノがラロ・シフリンでタマげた

Eric Dolphy (b-cl), McCoy Tyner(p), Reggie Workman(b), Mel Lewis (ds) Live tape dating from Uni-Reitschule, Munich, Germany, 1 December, 1961.

Miles Davis at Carnegie Hall (1961) ケリーの粒立った音が煌めく瞬間

Miles Davis(tp), Hank Mobley(ts), Wynton Kelly(p), Jimmy Cobb(b), Paul Chambers(b), Gil Evans And His 21-Piece Orchestra The Legendary Performance Of May 19, 1961

Miles Davis: In Person Friday And Saturday Nights At The Blackhawk, San Francisco (1961) ジミー・コブ逝去で手にしたアルバム(追悼)

Miles Davis (tp), Hank Mobley(ts), Wynton Kelly(p), Paul Chambers (b), Jimmy Cobb (ds) Recorded live on 21 & 22 April 1961 at The Blackhawk, San Francisco, CA.

Don Byas, Bud Powell: A Tribute To Cannonball

晩年のパウエルのピアノが案外好き

Gil Evans: Into the Hot

ギル名義ではあるが、ギルのアルバムでない、ということで手を出さなかったアルバム。でもセシル・テイラーのこの時期の音源としていいなあ、と思い直し、安レコードを入手。

The Latin Jazz Quintet, Eric Dolphy: Caribé

だらだらとドルフィーのレコードを集めている。奮発したのは、フォンタナのLast dateのモノラル、オリジナルだけで、あとはRVG刻印があればいいかな、程度。これも、盤の性格上(ラテンジャズのバンドに客演)どうでもよい一枚ではあるが、セカンドプレス(…

Eric Dolphy: The Uppsala Concert Vol. 1

基本的にはBoot(や、それに近い)モノや、全編収録のcompleteモノはあまり手を出していない。切られたテープ、あるいはトラックはソレナリのものが多く、冗長だ。レゾナンスのアルバムにもソレを感じる。

Cecil Taylor: Mysteries: Untitled(1976, 61) ベーゼンドルファーの響きを撫でる

Cecil Taylor: Mysteries: Untitled(1976, 61, Black Sun)1. Mysteries: Untitled 49:41a solo concert at a Bösendorfer Festival, November, 19762. Pots 5:483. Bulbs 6:564. Mixed 10:13Cecil Taylor(p), Jimmy Lyons(as), Archie Shepp(ts), Henry Grim…

Booker Little: Out Front (1961) ドルフィー目当てで入手したが

これもDU大阪で購入した安レコード。加齢で耳が弱っている事実があって、日本盤の角の取れた音(シャキっとしない)であっても、以前ほどは気にならなくなっている。良いことなのか、どうだか。 ドルフィーが入っているレコードをゆっくり集めている。何れも…

Cecil Taylor: New York City R&B (1961) 初期テイラーのアルバムは多分ここでお仕舞い

ニューヨークでの買い物。そもそも、これを聴いて初期テイラーを聴くことにしたのだ。CandidにおけるThe World of Cecil Tailor の残りテイクかと思ったら、別のセッションのようだ。wikiによると、後年の発売を含めたCandidのアルバムは5枚あるようだ。早…

John Coltrane: Coltranology Volume One (1961) ドルフィーのフルートの飛翔感というか、浮遊感

典型的な安レコードだけど、実に良い。日本盤固有の柔らかさ、もさほどなく、正規録音でない音の悪さであるが、臨場感、と言い換えができる程度。なかなかの迫力なのだ。何よりも、コルトレーンとドルフィーが同じくらいの比重で吹いていて、味の違いがよく…

Miles Davis: The Final Tour/ Copenhagen, March 24, 1960: 未だレコードの魅力は色褪せていない

1960年のマイルスクインテット欧州ツアーのレコードが届いた。 もともとboot紛いの音源がレコード時代からあり、やや食傷気味の演奏ではある。しかし、何よりも音がとても良い。力強い管の音のみならず、ケリーのピアノがあんなに煌めく瞬間があるとは思わな…

Peter Ind: Looking Out (1961) ピーター・インドって良く知らなかったが

先週、新潟のジャズフラッシュで聴いて(見て)、ジャケットが格好良かったから入手。所謂ジャケ買い、やね。勿論、内容もよい。 コニッツやトリスターノとのアルバムであるような熱くない、音楽ではあるのだけど、彼らの音が孕んでいるような緊張感はない。…

Walter Norris: The Trio (1961) 流麗なのだけど

先日入手した、2000円ちょっとのRiversideのMono盤。ウォルター・ノリスははじめて聴く。実は未聴レコードの山のなかに、ペゲとのデュオ(Enja)があって、これを書きながら聴いている。 RiversideのMono盤、エヴァンスがそうであるように、ピアノの美しさと…

Eric Dolphy: At The Five Spot, Vol. 1 (1961) ドルフィーの管の響き、マルのピアノの響き(RVGもう少し)

PrestigeのRVGで次に聴きたいと思ったのは、ファイヴ・スポットのドルフィー。オリジナルはNew Jazzのモノラルだけど、持っているレコードは後年のステレオ盤。RVG刻印盤。安い。何を聴きたかったかというと、ピアノの音。このアルバムはマルのピアノの音が…

Miles Davis: Someday my prince will come(1961)古いLPレコードの音を再び

Miles Davis: Someday my prince will come(いつか王子様が)が4枚。左上:ステレオ盤(6eyeと称されるオリジナル,60年代初期) 右上:モノラル盤(6eyeと称されるオリジナル,60年代初期)。 左下:1979年頃に買った再発盤 右下:オヤジの遺品で80年代後半の…

Oliver Nelson: Blues And The Abstract Truth (1961) ジャズが好きなんじゃなくて

出歩いてばかりいて、家をずっと空けていた。 で、帰ってきてからレコードをかけている。ジスモンチ、吉沢元治、高橋悠治/三宅榛名まできて、急に、コレが聴きたくなった。 ふっと思ったことは、ジャズが好きなんじゃなくて、ジャズを聴く自分が好きなんじゃ…

Eric Dolphy: In Europe (1961) つい手が出たレコード(無論、再発盤)

一昨日に届いたレコード。ドルフィーの欧州での吹き込み。デンマークのDebut盤の再発盤。オリジナルはオークションで1回、店で1回遭遇しているが、10万円弱。手が出ない。それに、Prestigeから3枚のアルバムで再発している(しかも、うち2枚はヴァン・ゲ…

Bill Evans: The complete Village Vanguard Recordings (1961 ) 幾つめの音源だろうか

幾つめの音源だろうか。Waltz for Debby。LPレコ−ドは、昔買ったビクター盤、Milestone2枚組のVillage Vanguard Recordings、亡父のOJC盤もあったような気がする。勿論CDもあって、更にDL販売の高分解能音源(96kHz、24bit)。さらにはモノラル・プレスのLPレ…

Eric Dolphy: In Europe, Vol. 1 (1961) 朝聴く一枚

窓が大きな音で唸っていた、日の出前。強い風の音が聞こえる。崖っぷちの集団住宅なので、風が強い。 ひょいと外を覗くと、薄く雪が積もっていた。明るい。昨夜、雪の都内の映像を不思議な気持ちで眺めていた。こちらは積もっていない、のに。 昨夜の珈琲を…