Don Byas, Bud Powell: A Tribute To Cannonball (1961, Columbia)
A1. Just One Of Those Things (C. Porter) 5:08
A2. Jackie My Little Cat (P. Michelot) 4:48
A3. Cherokee (R. Noble) 6:19
A4. I Remember Clifford (B. Golson) 6:15
A5. Good Bait (C. Basie, T. Dameron) 6:31
B1. Jeannine (D. Pearson) 5:59
B2. All The Things You Are (J. Kern, O. Hammerstein, II) 7:24
B3. Jackie (H. Hawes) 5:13
B4. Myth (P. Michelot) 5:30
Don Byas(ts), Bud Powell(p), Idrees Sulieman(tp), Pierre Michelot(b), Kenny Clarke(ds)
Producer – Julian "Cannonball" Adderley*
Executive-Producer: Teo Macero
Engineer: Russ Payne
Recorded In Paris, 1961.
保有盤は発売当時(1979年)の日本盤
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昨夜は深夜まで仕事。終えたのは夜半をまわって随分と後。朝もヘロヘロで、呆然だったのだけど、急に聴きたくなってドン・バイアス。
晩年のパウエルのピアノが案外好きで、その少し力が抜けた、軽い流麗さの美しさが良い。弛緩の美、というか。そんなピアノからはじまって、スピーカを響かせるバイアスの管の響き、いいなあ。重くもなく、軽くもなく、中庸の演奏なのだけど、だからこそ晩年のパウエルのピアノとの相性が良さそうに感じる。
これは1979年に発掘盤のように発売。だから亡くなって数年のキャノンボール(何とプロデューサー)へ捧げるタイトルなんだけど、A面を聴いていて、クリフォード・ブラウンへのオマージュかなあ、なんって思った。チェロキーからゴルソンのあの曲だからね。
B面のピアソンの曲をパウエルの演奏で聴くのも楽しいし、力を抜いてこんなアルバムを聴くのもいいなあ。アンプが暖まった頃に、JBLのスピーカーから飛び出すバイアスとパウエルの演奏、独りジャズ喫茶状態で痺れたなあ。その後、出勤でがっかりだったけど。