K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Music (南米)

Antonio Carlos Jobim: Live in Japan (1986) 微温の音ではあるが

新年一番の音はこれ。1986年8月3日、日比谷野音でのライヴ。真夏の昼間の映像が相応しい。 再生できなくなる前に、30年以上前のLDをDVDにコピーし、その音だけ抜いて聴いている。最近になってBoot紛いの音盤も出ている:、 open.spotify.com が、これで十分…

Hermeto Pascoal: Hermeto (1970) 米録音と知らずに聴いたら驚いた

Hermeto Pascoal(key, fl, arr), Thad Jones, Joe Newman, Gene Young, Ernie Royal, Melvin Davis(tp), Garnet Brown, Wayne Andre, Jack Jeffers, Richard Hixson(tb), Don Butterfield(tuba), Ron Carter(b), Airto Moreira(ds, perc) Engineer: Tony May…

久々に届くMilton Nascimentoのレコード

久々にミルトンのレコードを入手。右上は最近の発掘盤。あとは80年代のもの。下2枚はCD移行期なので案外見かけない。ゆっくり聴く時間が欲しい。

Stan Getz, Joao Gilberto: Getz / Gilberto (1963) 米盤/西独盤/高分解能音源(HDtracks, amazon)に浸る

Stan Getz(ts), Joao Gilberto(g,vo), Antonio Carlos Jobim(p), Sebastião Neto(b), Mil Engineer [Recording] : Phil Ramone Recorded March 18 & 19, 1963 in New York City.

Nana Vasconcelos: Zumbi (1983) 巻き込まれ感を愉しむ時間

Naná Vasconcelos(performer) Recorded in Paris at "Resonances" Studio and in Boston at "Blue Jay" Studio

Fabiano Do Nascimento: Tempo Dos Mestres (2016) アクが欲しければ

Fabiano Nascimento(g, vo), Sam Gendel(ss), Carla Hassett, THALMA de FREITAS(vo), Ricardo "Tiki" Pasillas(ds,perc) Recorded at Electrosound, LA, CA, on 11/12/15, 11/13/15, 04/12/16, 07/09/16 and 07/10/16.

Silvia Iriondo, Juan Falu: Antiguo rezo (2019) ごく自然な音が紡がれていくような

Silvia Iriondo(vo), Juan Falu(g)

Nora Sarmoria: Thelonious & Cuchi (2020) モンクの「奇妙な味わい」と見事に交叉

ネット配信だけのようだけど、アルゼンチンの矢野顕子(的な立ち位置)とも云えるノラ・サルモリアの新作。セロニアスとクチというタイトル。モンクとアルゼンチンのCuchi Leguizamonを取り上げたアルバム。

Arthur Verocai (1972) 夜中に寝ぼけて釣られるのも悪くないな

Arthur Verocai(g, vo)

Werther (1970) ディスク・ユニオンの広告に煽られたが

Werther: Werter (1970, Stylo=>Altercat)A1. Terça FeiraA2. LeilãoA3. CataventoA4. MudançaA5. LitoralA6. EstuárioB1. MarariaB2. LendaB3. ApresentaçãoB4. Rei Do ChãoB5. DimensãoB6. Ave Maria ---------------------------------------------------…

Joao Gilberto: Joao Voz e Violao

レコードになって得られたこと、失ったこと

Antonio Loureiro: Livre

レコードで聴き直しただけなのだけど

Milton Nascimento: Maria Maria

1970年代の「黄金の声」が瑞々しく

Ana Mazzotti: Ninguem Vai Me Segurar

典型的な1970年代の「クロスオーバー」で何とも懐かしく心地良し。

Andre Mehmari: Na Esquina Do Clube Com O Sol Na Cabeca

Andre Mehmari: Na Esquina Do Clube Com O Sol Na Cabeca(2019)1. Tudo que voce podia ser / Trem azul (Lo e Márcio Borges) (6:09)2/3. Suite clube da esquina (16') Faixa 2 : Parte 1 Clubs da Esquina 1 (Lo Borges, Márcio Borges e Milton Nascime…

Hermeto Pascoalのディスコグラフィーと保有音源

ジスモンチやヴァスコンセロスと比べると、結構当たり外れがあるようにも思えるが、気になることには彼らと変わらない。備忘のため、このようなリストの整備をはじめている。飛びつく奏者、からだ。

ジョアン・ジルベルトを探して、なんだけど

上映2日目、早速出かけた。レイト・ショウで20時前に開始、ということで食事をしてから出かけた。 勿論呑んだので、それが良かったのか、悪かったのか。呑んだ後の、この手の映画は恐ろしく気持ち良いのだ。 原作というより原案の本がある。独人の著者がジョ…

Cristobal Rey: Abya Yala

微妙な違和感が微毒のように効くのだろうな

Aca Seca Trio @ Sukiyaki meets the world 2019

(会場周辺) 秋のような空のもと、2年ぶりにSukiyaki meets the world 2019(富山県の福野)に出かけた。目当てはAca Seca Trio。 カルロス・アギューレやセバスチャン・マッキらとともに、現代フォルクローレということになっている。アルバムを聴くと、…

João Gilberto: Live At The 19th Montreux Jazz Festival (レコード入手)

先日入手したCDがあまりにも素晴らしく、即、LPレコードを注文。1985年のアルバムなので数が少ない、と思ったからだ。 昨日到着して聴いてみると、内容の良さは勿論、ジルベルトの姿をより近くで感じる、レコードの音圧を十分楽しめるものだった。これ、しょ…

Nora Sarmoria: Fueguitos

Nora Sarmoria: Fueguitos (2016)1. Enereando (Nora Sarmoria) Letra: Matías Mormandi2. La Munda (Nora Sarmoria) sobre "El Mundo" (Eduardo Galeano)3. Consejos de un Arbol (Nora Sarmoria)4. Corazón Liberado (Nora Sarmoria)5. Mono Turquesa (Nor…

Fabio Caramuru : Tom Jobim

このアルバムではジョビン集。1枚目は1997年のピアノソロ、2枚目はベースとのデュオ。 この人のピアノは軽妙でありつつ、さりげない残響音がとても綺麗。所謂イージーリスニングと紙一重ではあるが、肉体を感じさせないほどの一音一音の軽さ、が丁寧に作ら…

Camila Meza: Ambar

あまりヴォーカルを聴かない、といいながら、結構聴いているよな、とも思う最近。 そのなかでもカミラ・メザのアルバムは聴いてビックリ。とにかく良い。一曲目のラテン的でありフォーク的でもある曲調と、弦の乾いた音で引っ張られ、さらにメセニー的なギタ…

さようならジルベルト

目覚めるとジルベルトが旅立っていた。 しかし、思うに彼の声やギターはいつも天上からきこえてくる。還っていったようなものだ。ありがとう。 João Gilberto: Joao Voz e Violao - Music/Book Log João Gilberto: Brasil - Music/Book Log João Gilberto, S…

João Gilberto

演奏は声とギターの弾き語りで、淡くパーカッションが入る。無駄のない、最小限の音で表現された淡色の世界。やや暖かい肌触り。 ボクが持っているのはブラジル盤で、相応に古いモノだと思うが、見ての通りオリジナルではない。でもジルベルトが纏っていたで…

Paula Santoro ,Duo Taufic: Tudo Sera Como Antes (2019) ミナスの街角クラブ曲集、となると

つい数日前にディスクユニオンの宣伝で試聴し、即購入決定。日本盤で高価なのだけど。ミナスの街角クラブ曲集、となると聴きたい衝動が抑えられない。ミルトンの曲は、ウェイン・ショーターのNative Dancerに掴まれて以来。1980年くらいのことだから、40年近…

Silvia Iriondo: Tierra sin mal (2009) 陰翳よりも淡い光を感じさせる

アギューレの新作と同時に購入。それにしても高価だ、両方とも。少しでも安価な中古盤を待っているうちに、日が過ぎた。 ボクにとって、アルゼンチン音楽の入り口はアギューレとイリオンド。ともにネオ・フォルクローレとされ、アコウスティックな音の美しさ…

Carlos Aguirre: Calma (2018)散漫とも感じさせる緩いピアノからはじまるが

久々にアギューレと向き合った。今日届いた、アギューレの新譜。8年くらい前に聴きはじめたときは、パット。メセニーに通じるような爽やかな風のような音であり、微熱を孕んだフォルクローレの肌触り、のようなものに痺れてしまった。シルヴィア・イリオン…

Diane Denoir, Eduardo Mateo: Inéditas (1966-68) そんな仕切りが色褪せて

未だにグズグズとCDかLPかとか悩みながら買っているのだけど、音楽の強度が強いと、そんな下らないことを一蹴してしまう、のだと思う。このアルバムを聴くと、そう思えるほど、音質のことなどハナから気にならない。twitter上でのアルバム紹介をみて、spotif…

ここ数日で届いた南米音楽

Instagram post by Ken • Jun 21, 2018 at 11:11pm UTC ここ数日で届いた南米音楽のCD2枚。あまり詳しくないので、他の人が薦めるCDを試聴し、入手するパターンが多い。まあジャズでも、そうなんだけど。 いつからか、「ほんとうに衝撃を受け、かつ今でも聞…