ECM: Frieder Grindler
折り重なる音の色彩は、北欧から英国にかけての冬の空、のよう。重く広がる雲、希に切れ目から見える暗い蒼。 そんな土地で生まれた音楽なんだろうな、と思う。バーレ・フィリップスは長い間、欧州の奏者だと思っていたのだけど、カルフォルニア生まれ。キャ…
久しぶりのECMのレコード聴き。今は、ブログ移転に伴う過去記事の修正に時間をとられている。 このアルバムジャケットをよく見ると、Jan Garbarek Bobo Stenson Quartetの双頭カルテット。作曲・編曲はガルバレクなので、実質的にはガルバレクのアルバムなの…
このジャック・デジョネットのECMでの、彼のグループとしての初アルバムは、そんなデジョネットの特性が詰まった玉手箱のようなアルバム。インド音楽風からフリー風まで様々なスタイル、リズムを取り上げている。それらが無理なく、デジョネットの多面性とし…
久々にECMのレコードを取り出して聴きはじめた。ECM聴きで触発された感覚のままに、いろいろ聴いて歩くような狩猟採集民、のような彷徨の日々、だと思う。 1974年前半に米国で収録されたものが、ジャズに振り込んだ作品群ならば、1974年に欧州で収録されたも…
既に5年前に投稿していた。少し書き足す。 聴き直したが、いいアルバムだ、1970年代のジャズとして。1974年のジャレットやバートンの吹き込みは、欧州の美学と米国の美学の「Fusion」をジャズというプラットフォームに描き出した習作、すなわちECMそのもの…
1974年の7月後半、西独での録音。 キース、ガルバレクと2枚吹き込んだ後、6月から7月にかけて米国で3枚、そして西独。巷では、ハンコックやマイルスのファンクが唸りを上げていた頃。そんななかで吹き込まれた、このアルバムが缶詰のように保っている空…
Gary Burton(vib), Michael Goodrick(g), Steve Swallow(b), Ted Seibs(ds) Michael Gibbs(cond, composer), The NDR-Symphony Orchestra Recorded December 1973 in Hamburg
Art Lande(p), Jan Garbarek(fl, ss, bass-sax) Recorded on November 19 and 20, 1973 at Arne Bendiksen Studio, Oslo
Terje Rypdal(g,fl), Barre Phillips (b, Piccolo-b), Sveinung Hovensjo(el-b), Erik Niord Larsen(oboe, English-horn), Jon Christensen(ds,org) Recorded on August 7 and 8, 1973 at Arne Bendiksen Studio, Oslo.
Wolfgang Dauner(p, ringmodulator, clavinet), Eberhard Weber(b, cello, g), Fred Braceful(ds, perc, voice) Recorded on September 15. and October 1. 1970