K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Jazz: RVG

昨日の入着盤(John ColtraneのImpulse!盤)

今朝は二枚聴いてから出勤。昨日届いたレコードの一部(あれまあ)。 rvg刻印盤だけどabc盤なので安価。最近の新譜より安い。 国内盤(当時のコロンビア盤あるいはビクター盤)よりはパリっとした音を楽しむことができる。とてもリアルに感じる。古いJBLがよ…

(BLP1581) Sonny Rollins: A Night at the Village Vanguard (1957) 時間を超えた旅、のような感覚

Sonny Rollins(ts), Wilbur Ware(b except B2), Elvin Jones(ds except B2) Donald Bailey (b on B2), Pete La Roca (ds on B2) Cover Photo: Francis Wolff Cover design: Reid Miles Recording: Rudy Van Gelder Lacquer cut: RVG Producer: Alfred Lion R…

(BLP4009) Bud Powell: The Scene Changes, The amazing Bud Powell Vol. 5 (1958) あまりにベタな名盤なので気恥ずかしいが

Cover design: Reid Miles Cover Photo: Francis Wolff Recorded by Rudy Van Gelder Lacquer cut by RVG Producer: Alfred Lion Recorded December 29, 1958.

Blue Noteのキング盤とUA盤RVG刻印を聴き比べる

左がキング盤で1979年頃に購入、右がUA盤で青白・RVG刻印。1971年のもの。 キング盤とUA盤RVG刻印を聴き比べた。フォノイコライザのセッティングは変えている。 1970年代末、レコード蒐集をはじめた頃、円高もあり米からの輸入盤は格安だった。しかしながら…

McCoy Tyner: Today And Tomorrow (1963-64) 漬かり過ぎた漬物のようだけど

[A1, A3, B2] recorded on 4 June, 1963 McCoy Tyner(p), Thad Jones(tp), John Gilmore(ts), Frank Strozier(as), Butch Warren(b), Elvin Jones(ds) [A2, B1, B3] recorded on 4 February, 1964 McCoy Tyner(p), Jimmy Garrison(b), Tootie Heath(ds) Engi…

McCoy Tyner: Live At Newport (1963) 取り急ぎ聴くときのジャズ

McCoy Tyner(p), Clark Terry(tp), Charlie Mariano (as), Bob Cranshaw(b), Mickey Roker(ds) Engineer: Mickey Crofford Producer : Bob Thiele Recorded at Newport Jazz Festival, Newport, Rhode Island, July 5, 1963

Don Sebesky: Giant Box (1973) 無駄なゴージャス感が楽しい

Don Sebesky(electric piano, organ, clavinet, accordion, arranger, conductor) Freddie Hubbard(tp), Grover Washington, Jr., Paul Desmond (as), George Benson(g), Airto Moreira(perc), Milt Jackson(vib), Jackie Cain, Roy Kral(vo), Hubert Laws(s…

McCoy Tyner: Inception (1962) 名盤じゃないか

McCoy Tyner(p), Art Davis(b), Elvin Jones(ds) Engineer : Rudy Van Gelder Producer: Bob Thiele Originally recorded Jan. 10 & 11, 1962 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.

日曜はルディ・ヴァン・ゲルダー中心に、そしてその終焉も

これは昨日の続き。塙盤を聴き直し。針先クリーニング、と端子磨き。音が蘇る。 聴き比べ。Liberty ステレオ盤。rvg 刻印あり。管の音がクッキリ。音圧上がり、解像度が下がる感じ。 さらにキング盤。悪くないが、奥行きがなくなる。 あとUA盤(いわゆる音符)…

Freddie Hubbard: The Body & The Soul (1963) ドルフィー入りで入手したアルバム

Freddie Hubbard(tp), Cedar Walton(p), Reggie Workman(b), Philly Joe Jones, Louis Hayes(ds) Wayne Shorter(cond, arr) Al DeRis, Clark Terry, Ed Armour, Ernie Royal, Richard Williams(tp), Curtis Fuller, Melba Liston(tb), Eric Dolphy(fl,as), J…

Stan Getz: Sweet Rain (1967) リーダ作以外で思い浮かぶチック・コリア

Stan Getz(ts), Chick Corea(p), Ron Carter(b), Grady Tate(ds) Engineer: Rudy Van Gelder Producer: Creed Taylor Recorded March 30, 1967 at Rudy Van Gelder Studio, Engelwood Cliffs, New Jersey.

Bill Evans: Trio '65 (1965) 端々から溢れるそんな音を愉しむ盤

Bill Evans(p), Chuck Israels(b), Larry Bunker(ds)

Eric Dolphy: Far Cry (1960) 管にピタッと焦点を当てた感じが凄くいい

Eric Dolphy(as, b-cl, fl), Booker Little(tp), Jaki Byard(p)m Ron Carter(b), Roy Haynes(ds) Engineer: Rudy Van Gelder Recorded: Dec. 21, 1960

Stan Getz: Getz Au Go Go (1964) この感じって、あのゲッツ・ジルベルト盤には

Stan Getz(ts), Astrud Gilberto (vo on A1 to A3, B1, B3, B4), Gary Burton(vib), Kenny Burrell (g on A1 to A3, B3), Chuck Israels (b on A4, B4, B5), Gene Cherico(b), Helcio Milito (ds on A1 to A3, B3), Joe Hunt (tds onA4 to B2, B4, B5) Recor…

McCoy Tyner: Reaching Fourth (1962) マッコイに続いて (マッコイ・タイナー、ヘンリー・グライムス追悼)

McCoy Tyner(p), Henry Grimes(b), Roy Haynes(ds) Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey, on November 14, 1962.

Roy Haynes: Cracklin'(1963) 最初の数音で

Roy Haynes(ds), Booker Ervin(ts), Ronnie Mathews(p), Larry Ridley(b)

Andrew Hill: Lift Every Voice (1969) 何となくライオン、ピアソン以降のブルーノートは興味を引かないが

DU新宿で買ったレコード。2000円もしない安レコードであるが、RVG刻印。セカンドプレスで、レーベルは音符マークになる前。ライオンが去って数年後。まだ、この頃は聴かせる何か、がRVGにはある。実にゴツっと聴かせる。 こんな買い物が好きだ。 コーラスが…

Herbie Hancock, Freddie Hubbard, Stanley Turrentine: In Concert, Volume 2 (1973) 日曜の朝には

ハービー・ハンコックが聴きたくなって、未聴のレコード盤を取り出した。1970年代のノーマン・グランツ、のように思えるクリッド・テイラーのCTI盤。メンバーの組み方の緩さ、もグランツ風。エリック・ゲイルとデジョネットだしね。(ゲイルの音がほとんど聞…

The Trio Featuring Hank Jones, Wendell Marshall And Kenny Clarke (1956)実は好きな奏者

この記事を読んで、何となく気になっていたレコード。ハンク・ジョーンズについて書いたことなかったけど、実は好きな奏者。 先日のDUでようやく入手。2000円前後だったかなあ、オリジナル盤が。レコードのセドリ師が成り立つ、のじゃないかね。こんなアルバ…

Thelonious Monk Plays Duke Ellington (1955) RVGの刻印

このアルバムでは、Blue Noteでのデフォルメしたような、かなり味付けの濃い録音ではなく、ビル・エヴァンスのアルバムと同じように、比較的、透明度が良好な、バランスの良い録音。あからさまなイコライズはされていなくて、ピアノも自然に響いている。モン…

Andrew Hill: Black Fire (1963) 良質なジャズアルバムとして捉えきれない感覚

このレコードはジャズを聴きはじめて1年くらいで購入。10代のお仕舞い。当時のキング盤。いわいる名盤だったから。その後、RVG刻印のあるリバティ盤、そしてこのNY盤、合計3枚持っている。「ブルーノートの音」に惹かれた時期があって、いや今も決して嫌い…

Joe Henderson: Mode For Joe (1966) 好きな感じなのだけど

今朝のトニー・ウィリアムスが何か「不完全燃焼」で、1970年代に彼が不適応だったのか、彼の1970年代の音にボクが不適応なのか、よく分からない。でも彼は1960年代のヒトなんだよな、って思いながら、同時期のドラマー、ジョー・チェンバースを思い出した。…

Airto Moreira: Free (1972) キース・ジャレットとジョージ・ベンソンの共演

これも、先日のお茶の水での購入盤。日本盤だけど500円くらいだったので、迷わず購入。ヴァン・ゲルダー録音だし、少し米盤待ちにしようか、迷ったけど。 このアルバムは1980年頃から気になっていたので、36年越しの迷い、にフタをした。珍盤でも名盤でもな…

Eric Dolphy: At The Five Spot, Vol. 1 (1961) ドルフィーの管の響き、マルのピアノの響き(RVGもう少し)

PrestigeのRVGで次に聴きたいと思ったのは、ファイヴ・スポットのドルフィー。オリジナルはNew Jazzのモノラルだけど、持っているレコードは後年のステレオ盤。RVG刻印盤。安い。何を聴きたかったかというと、ピアノの音。このアルバムはマルのピアノの音が…

Miles Davis: Cookin' With The Miles Davis Quintet (1956) Prestigeでは残響音は抑え気味に(まだまだRVG)

Opus de Jazzと同じ時期のPrestigeを聴いてみる。基本的には同じような音圧が高い録音ではあるが、残響音の付加が消えている。それだけ、すっきりとした「リアル」な音に聴こえる。モノラル録音の時代。残響音がなくとも、絶妙のセッティングで眼前にクイン…

Milt Jackson: Opus De Jazz (1956) ECMに通じる音響空間だと (まだまだRVG)

何かつまらないなあ、という感覚を持って、昨日のリッチー・コールを聴き終えた。悪くはないが、普通なんだよね。 で、1950年代のモノラル、サヴォイのアルバムをターン・テーブルに載せた。モノラル録音。 その瞬間に「広がる」音響空間に刮目した。5人の…

Richie Cole: Alto Madness (1977) 1970年代後半のRudy Van Gelder

昨日、久しぶりにリッチー・コールの名前を見て、懐かしくなった。1980年頃のピン・ポイントの人気沸騰振り、が。 で、当時のレコードを眺めていたら、うち1枚がヴァン・ゲルダーが録音したものだと、気がついた。ちゃんとvan gelderの刻印がレコードに入っ…

CTI時代のRudy Van Gelder (Hubert LawsのThe Rite Of Springを聴いて)

結局はヴァン・ゲルダーの活動がどのように終焉したのか、気になっている。wikiとかネット情報をみても、CTIの破産(1977年)のあと、クリード・テイラーもヴァン・ゲルダーも目立った活動はなくなっている。おおよそ40年弱前のこと。ヴァン・ゲルダー50代、…

Stanley Turrentine: Sugar (1970) CTIのRudy Van Gelder 2 (もっとCTIらしいもの)

もっとCTIらしいもの、と思ってこれにした。 針を下ろした瞬間から強い音圧。確かに違う。タレンタインの図太い、やや臭めのテナーの炸裂感がばっちり。聴いた瞬間に、これはBlue Noteとは異なる1970年代のヴァン・ゲルダーの音なんだと理解。 基本的には音…

Joe Farrell: Song Of The Wind (1970) CTIのRudy Van Gelder

このアルバムは小編成。メンバーを見て分かるように、1970年頃のマイルス・バンドから管を抜いて、リーダをジョー・ファレルにしたセッション。音は想像の通りで、デジョネットの鋭いビートの上で、各人、奔放なソロを繰り広げる。ジャック・ジョンソン的空…