Jazz: Keith Jarrett
いの 一日を日めくり、からはじめている(嘘)。でも半分本当。それが愉しい。 昨日はキース・ジャレットのケルン。 ボクのジャズへの入口on 1979年6月購入 at 四条河原町の清水レコード(だったか)。 18歳だった日々を少し、思い出した。欲しいと思ったレコ…
もう弾けなくなった彼の新作、レコードがUKから届いた。抽象的な装いながら、柔らかな音色で聴きやすい。真空管の灯が嬉しい季節になってきた。 効かせすぎの感が強い残響も、本盤は控えめ。実に良い。
Keith Jarrett (p) Design: Sascha Kleis Recording: Martin Pearson Mastering: Christoph Stickel Executive-Producer : Manfred Eicher Recorded live July 6, 2016 at Auditorium, Opéra National, Bordeaux
Keith Jarrett(p, ss, fl), Charlie Haden(b), Paul Motian(ds) Live At Gran Studio 104 In Paris June 9th 1972
昨夜、NYTよりキース・ジャレットの近況、についての報道があった。2017年のカーネギー・ホールでのコンサートの後、2回の脳卒中でリハビリテーションのなかにある、ということ。左半身が不自由で、杖を使って歩くところまでは恢復したが、ピアニストとして…
最近、ECMでのレコード発売が増えて悲鳴。国内での売価はかなり高め。 だから幾つか溜めてからECMに直接注文している。送料を割ると、結構イケるのだ。 そのときのささやかな楽しみは、ちょっとしたパンフレットの同封。 今回は5月に75回目のお誕生日を迎え…
昨日、出勤前に聴いた一枚目のECM盤と二枚目のElectra盤。 ECMの録音がかなり「強く」音場の空気を伝えていることがわかる。息遣いが伝わる、というコトバそのもの。キースの呻き声もはっきり、またベースの軋みもリアルだ。そして残響も強い。ピアノの音の…
Keith Jarrett(p), Gary Peacock(b), Jack DeJohnette(ds) Recorded January 1983 at Power Station, New York City
Keith Jarrett(p) Design: Barbara Wojirsch Engineer: Kimio Oikawa Producer: Manfred Eicher Digital Recording April 11, 1987 at Suntory Hall, Tokyo.
Keith Jarrett(p, banjo,recoder, ss, steel ds, voice), Dewey Redman (ts, cl, perc), Charlie Hade(b, steel ds), Paul Motian(ds, perc)
Jan Garbarek(ts,ss), Keith Jarrett(p), Palle Danielsson(b), Jon Christensen(ds) Recorded April 24 and 25, 1974 at Arne Bendiksen Studio, Oslo
Keith Jarrett(p, fl,ss,perc), Charlie Haden (b), Paul Motian (ds, perc) Live Funkhaus, Hamburg, Germany June 14 1972
Keith Jarrett(p, ss, fl, perc), Dewey Redman(ts, perc), Charlie Haden(b, perc), Paul Motian(ds, perc)
とても開放的で脳天気にすら感じさせるキース・ジャレット
このアルバムを30年以上ぶりに聴いてみると、そんな印象は微塵もなくて、オーネットへの憧憬が曲調に投影され、それをヘイデンの不気味な律動が増幅し、レッドマンが外郭を彩っていく。そんななかで安易な美音に頼らないジャレットの一音一音が浮かび上がっ…
これまた録音が良く、手慣れたイコライズの賜か。Bootの哀しさは一切なしのアルバム。内容的にもライヴの良さ全開。キース・ジャレットのピアノをはじめ、マクビーもデジョネットも明瞭。それが嬉しい。だから長尺のソロも楽しめる。若きジャレットが、時と…
名盤でも何でもないが、好きなアルバムだ。 キース・ジャレットの可能性が詰まったアルバムだなあ、と思う。26歳の奔放な彼。確かに星の煌めき、星夜のときめきのようなものを音にしようと奮闘している。 この後10年ちょっとで、ソロと(スタンダードの)ト…
このアルバムに苦手感があって、ECMのレコード聴きを中断していた。30年以上ぶりに聴いてみると、やはり苦手かなあ。 ピアノ弾きがピアノのように弾いて、水彩画のパレットに色を沢山入れすぎて、滲んだような演奏が1枚目。2枚目になると残響を空間に置換…
(ECM1085) Keith Jarrett: The Survivors' Suite (1976)A. The Survivors' Suite (Beginning) (Keith Jarrett) 27:34B. The Survivors' Suite (Conclusion) (Keith Jarrett) 21:32Keith Jarrett(p, ss, recoder, celesta, perc), Dewey Redman(ts, perc), Ch…
1977年のバーモントでのソロ。レーザーディスクで持っていて、昔は本当に良く見た。バーモントの湖沼の傍ら、季節は晩夏から初秋ではないか。心地よい大気が画面から流れ出る。夕刻のまだ明るい時間からはじまった演奏会は次第に夕闇のなかに沈んでいく。 キ…
これも、先日のお茶の水での購入盤。日本盤だけど500円くらいだったので、迷わず購入。ヴァン・ゲルダー録音だし、少し米盤待ちにしようか、迷ったけど。 このアルバムは1980年頃から気になっていたので、36年越しの迷い、にフタをした。珍盤でも名盤でもな…
最近思うことは、キース・ジャレットは加齢とともにピアノを美しく鳴らすようになっていく、と思う。Facing youやKoeln concertは生硬な印象を受ける。だから、このレコード、ケルンから10年以上後、ではピアノの響きがとても美しい。レコードへの拘り、偏愛…
ジャズを聴く耳が旋回している、ような感覚。先日、Evan Parkerを聴いて、何かの「スイッチ」が入って、improvised musicが平気に聴けるようになった、30年振りに。という訳で、昔合わなかった音を聴いてみよう、と思った次第。 インパルス時代のキース・ジ…
1979年か1980年に購入して1度聴いて、それっきり。まともに対峙していない。キースの「色物」のような扱いで放置していた。当時は、ストリングスも苦手で、さらにジャズの匂いの強いものを求めていったから。最後にはキースのアルバムそのものを聴かなくな…
ボクが感じる、ECMの芯のような、そんなアルバムではなかろうか。それも1970年代の。そして次第に希薄になっていくように感じる米国のジャズの匂い。キースのトリオや、モチアン、ブレイ、キューン、そんな米国の奏者達がECMに活躍の場を得て、ある種の「抑…
昨夜は仕事が立て込み、仕事場を出たのが2時過ぎ。深夜もやっている昔の近所のバーが真っ暗になっているのを横目で見て帰宅。 待ち時間が随分長かったので、youtubeをつらつらみていて驚いた。それで、記録のつもりで。 基本的にはyoutubeの映像・音源につ…
1974年の5月から6月のニューヨーク録音シリーズの前に吹き込まれたアルバム。キースは作曲だけで、ピアノを弾いていないので注意! 喰わず嫌い。どうもキース関連の創作音楽っぽいのは苦手。フォークもどき、クラシックもどきのようで、うーんと首を傾げて…
山だの釣りだの、そんなことを書いているので、そろそろ音楽を、って思っていたけど、気が多くて手が出なかった。 先日、この世を去ったコールマンのディスクを聴いたり、ECMレコード聴きシリーズでキースのIn the Lightの2枚組を聴いたり、焦点が定まらな…
昨年の5月3日、ボクは大阪にいた。そして、まぼろしとなってしまった音、をいつまでも追いかけていた。 このアルバムは昨年行われたキース・ジャレットのソロコンサートの記録。その会場のひとつである大阪フェスティバルホールで、心ない客のため、何回か再…
後ろ:左は日本盤(トリオ) 右は1977年以降のプレス手前:左は1976年頃プレス 右は1975年のオリジナルプレストリオ盤以外は全て西独盤[ケルンの記事は沢山あるから、まとめリンクを作ります] 写真を撮ってみて、我ながらバカだ、と思ったが、4枚目の2枚組…