K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

夜半前の3人と一匹

昨夜はレコードを聴き飽きてから、坂を下って一杯の積もりだった。3人がセッション中、一匹が居眠り中に遭遇。 結局、まったりと3杯呑んでしまった。

Cecil McBee: Alternate Spaces (1979) レコードで聴くべし

昨日、ディスクユニオンで見つけたレコード。発売当時は普通に見かけて、日本盤もあって。この数年気にしていたが、なかなか見つからなかった。だから横浜で捕まえたときは嬉しかったなあ。そんなに希少盤とも思わないが。 何が良いって、ジャケットがまず格…

Bob James: Bold Conceptions (1963) 典型的な安レコードだけど

Bob James(p), Ron Brooks(b), Bob Pozar(ds)

横浜・ディスクユニオン関内店: 思いもよらぬ1枚

今日の出張先は横浜。 昼休みの時間を利用してレコード屋へ。 思いもよらぬ1枚を入手。インディア・ナヴィゲーションのマクビー。密かに探して何年かなあ、10年ちかいかも。集中力を欠いたふんわり探盤なんだけど。カッコいいジャケットだよね。 あとは、よ…

長町・海月が雲になる日、creava

友人との忘年会の下見へ。長町の古い民家でのタイ料理店。 以前来た時と内装が変わって、すっきり。誘ってくれたMちゃんとゆったりと時間を過ごせた。 なんか忙しい日々だったなあ、なんて考えているうちに、もうすぐ12月。早いものだ。 食後は裏手のギャラ…

北陸らしい朝

夜明け前に起きた。暖かい朝だと思ったら、夜半過ぎに通り雨があったようだ。 晴れている11月はどうもおかしい。曇天、雨天、蒼天の目紛しい遷移じゃないと。 雨上がりの朝、空港へ急ぎながら、北陸らしい朝はいいな、と思った。

高柳昌行: NOT BLUES(1969) ラベル貼りを寄せ付けない強靱さ

音楽を聴くとき、スタイルやジャンルを聴くのではない。その音が創り出す色彩や匂い、音から喚起される場を感じているのだ。だから、フリー以前の高柳昌行を聴いていても、彼の音楽が持つ生硬な迫力、のようなものに魅了される。1960年代後半の新主流派的ジ…

Rolf & Joachim Kühn: East Berlin 1966

今年の3月、はじめて行ったCAFE INCUSで聴かせて頂き、うーん、となったアルバム。要は聴いたことがないジャンルを聴いた、ということ。1960年代以前(正確には1967年以前だな)の米国以外のジャズは聴かなくてもいいかな、と思っていたが、間違いだった。E…

久しぶりの金沢の街歩き(オヨヨ書林せせらぎ通り店)

来月に友人グループと行う忘年会の下見を兼ねて、Mちゃんに誘ってもらって昼食。11月の金沢として、有り得ない穏やかな日射し。昼食の後、独りで古書店へ。 思えば、昼間の金沢の町歩きは何ヶ月ぶりだろうか。記憶にない。山の中か、酒場か、レコード屋にし…

Bob James: Explosions (1965) 随分と時代を先取り

Bob James: Explosions (1965, ESP Disk)A1. Peasant Boy (Bob James, Gordon Mumma) 1:38A2. Untitled Mixes (Bob James, Bob Ashley) 5:18A3. Explosions (Bob James) 8:54B1. An On (Barre Phillips) 5:50B2. Wolfman (Bob James, Bob Ashley) 6:12Compan…

皇居ランニング@11月24日

関東滞在3日め。前日の晴天が嘘のような曇天。北陸のほうが天気良いようだ。信じられない。やや過労を残しているので迷ったが走ることに。久しぶりなのでLSDを決め込みゆっくり。すると、驚くほど気持ちよくて体調すっきり。

湯島・梅園:定宿の近くで鴨鍋

高円寺でのライヴ&レコードの後。 東京の下町に引っ越したSさんに誘って頂き、定宿の近くで鴨鍋。AくんとN子ちゃんも参加。鴨鍋は金沢・更級藤井以来で久方ぶり。 人通りのない路を歩き店へ。このあたりの静かさが好き、なのだけど、N子ちゃんから毎回それ…

Schlippenbach Trio+高瀬アキ「冬の旅:日本編」 コンサートには終わりがある、そこが

うまくシュリッペンバッハ・トリオ(エヴァン・パーカー、ポール・リットン)+高瀬アキの公演@高円寺を聴くことができた。今年は下半期に入って、ライヴを聴く機会をしっかり確保できている。 シュリッペンバッハは40年近く前に、グローブユニティ・オーケ…

高円寺・universounds

随分前にCAFE INCUSの中野さんに勧められたレコード屋。規模は大きくないが、レコードが良くセレクトされていて凝縮感がある。新宿HALや京都Workshopと同じような感じ。勿論、coverageは違うけど。価格も手頃で、ストライクゾーン。 ディスクユニオンで大散…

ディスクユニオンJazzTokyo: 面倒だなレコード・ストア・ディ

昨日はレコード・ストア・ディ。面倒なイヴェントだ。普通に出て、普通に買えると嬉しいのだけど、と、いつも思う。しかも高価となりゃ、困るよね。 例のドルフィーのresonance盤を入手しに、ディスクユニオンへ。開店前から人がうろついている。 何だろうか…

聖橋@11月22日

前の晩の雨も上がり、抜けるような蒼い空。金沢ではままあるが、東京ではどうなのだろうか。 放射冷却のためか、肌寒い一日だった。投宿した聖橋あたりの光景。すっかり晩秋。冬が近い。 朝 午後

長い一日

長い一日。 夜半過ぎ、日付が変わった頃は近所のバーでだらだら呑んでいた。 朝方から雨が降り始め、北陸らしい鬱陶しい空のもと小松へ。 雲を連れて羽田まで来たようだ。 大船に着く頃は雨。久しぶりに湘南モノレールに乗った。 その後は野毛で会食した後、…

Gunter Hampel: Heartplants(1965) 1960年代の欧州ジャズ

先日、四谷の喫茶茶会記で聴いて、すぐ入手したレコード。店の雰囲気とややセピア色の音色が不思議に溶け込んで、実に良かった。帰宅後、すぐ入手。 同日のCAFE INCUSと月光茶房で1960年代のRolf Kuhnを聴いて痺れたりで、1960年代の欧州ジャズの魅力を知り…

鰔鍋

数日前、近所の友人の休日にあわせて鰔鍋。白子1kgは大迫力l 実に美味かった。北陸の冬らしい家鍋。

Charles Mingus: Cumbia & Jazz Fusion

云わずとも知れたミンガスの遺作。 当時、ミンガスは幾つかの盤を聴いて、あの奇妙な味、がダメで遠ざかった。怒りの表現、とジャズ入門本に書かれていたような盤。 今は60年代の盤を中心に聴くのだけど、子供が酒肴がダメ、という類いと同じなのかもしれな…

Peter Scherer, Arto Lindsay: Pretty Ugly (1986, 88) compile and link, then start

先日のライヴ以来、リンゼイが気になって仕方がない。 全く変わらないギター。そこを起点とし、定点観測のようにその時代、その時代の空気のようなものを幾つも切り出し、コラージュしたような音。その対比が面白い。積み重なった音の破片が、ラズウェルだっ…

Evan Parker, William Parker, 土取 利行: The flow of spirit - Live concert Tokyo (2015) それ以上のコトバを必要としない

素晴らしい。それ以上のコトバを必要としない。タイトルのとおりThe flow of spirit が眼前に広がる。 ホモサピエンスの出アフリカの頃、5万年くらい前だろうか。ウィリアム・パーカーの祖先と分かれた残り2人の祖先はシナイ半島の北部へ向かった。そして…

Roy Brooks: Live At Town Hall (1974) CAFE INCUSでヤラれた盤

CAFE INCUSでヤラれた盤、即日で入手した。 そんなアルバムって、聴きはじめて1分くらいで引っ張られている。後でじっくり聴くと、がっかりすることもあるのだけど、曲の導入部の高揚感は大切だ。これもアフリカ回帰的な打楽器・ドラムソロから、先日亡くな…

蟹4日目(福井・ 酒菜魚しまだ)全く予期せぬ4蟹め

福井への出張の後、遅めの懇親会。20時前から。 主宰者の好意でなんと香箱蟹が(福井ではセコ蟹)。今週4蟹めで参った。 この店は随分前にふらっと入って、とても良かったので懇親会に行くことにしたのだ。 やはり美味しい店だった。感謝。 金沢に帰ったら…

えちぜん鉄道

仕事で福井へ行った。懐かしいから昔の京福電鉄に乗った。沿線住民だった時期が3年半くらいある。経営不振と度重なる事故で、京福は経営を放棄し、第三セクター化している。駅に昔の面影はない。駅前に京福のホテルがあり、往時の残滓のようだ。 昭和40年代…

Andrew Hill: Lift Every Voice (1969) 何となくライオン、ピアソン以降のブルーノートは興味を引かないが

DU新宿で買ったレコード。2000円もしない安レコードであるが、RVG刻印。セカンドプレスで、レーベルは音符マークになる前。ライオンが去って数年後。まだ、この頃は聴かせる何か、がRVGにはある。実にゴツっと聴かせる。 こんな買い物が好きだ。 コーラスが…

John Surman: Morning Glory (1973) 荒削りな感じ、は美味しい

米盤であり、一部がカットされているので安価。音質的には米盤っぽいが、まあ満足かな。 サーマンというと、入り口がECMでのクローグやデジョネットとのデュオ。なんか重苦しい雲の空、そう今日の北陸をもっと暗くしたような印象。このアルバムでも、雲無き…

冬の朝

日々、天候の素早い移ろいの中にいる。晴れ、曇り、雨。絶え間なく、変わっていく。いや正確に云うと変わるのではない。全天の景色の中に全てが揃っていて、万華鏡を振った時のように、その見え方が違うだけなのだ。 昨日の朝、雨が上がった後は天蓋が抜ける…

Arto Lindsay@Blue Note Tokyo (10月22日)

良かったなあというライヴとかレコードを聴いて、ちゃんと書こうかな、なんて色気を出すと、書けない。ニューヨークでのジョン・ゾーンは書き損なったし、ECMのアルバムを聴いても書けないでいる。 そんな訳で何週間か前のライヴ。休暇(代休)をとって、マ…

蟹3日目(浜長)

水曜日は蟹3日目。美味しゅうございました。しかし、過ぎたるは....、である。 仕事飯ではあるが、自腹。しかも幹事。疲れた。