K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Jazz (cello,vln)

Billy Bang: Lucky Man Billy Bang(2021, BBE) ヴェトナム帰還兵Bangのヴェトナム再訪映画のサウンドトラック(資料編)

BBEのサイトで見かけたBilly Bang。BandcampとDiscogsの情報をまとめる。ヴェトナム帰還兵Bangのヴェトナム再訪映画のサウンドトラック。生前の2008年に収録されている。現地での収録、フィールド録音的な空気感が面白い。 共演者Trần Mạnh Tuấnのホーチミン…

Okkyung Lee:  Yeo​-​Neun (2020) だから覗き見る

Okkyung Lee(Cello), Jacob Sacks(p), Eivind Opsvik(b), Maeve Gilchrist(harp) Recording, Mixing: Jeff Cook Mastering, Lacquer Cut: Rashad Becker Producer: Okkyung Lee Photography By [Photographs By] – Ron Jude Recorded and mixed ... at 2nd S…

Tomeka Reid Quartet (2014) 音の一発目からヤラれた

Tomeka Reid(Cello), Mary Halvorson(g), Jason Roebke(b), Tomas Fujiwara(ds) Producer: Mike Reed Date of session: Sept. 1, 2014.

Billy Bang: Live in Germany (1986) ブロウするヴァイオリン

Billy Bang(vln), Roy Campbell jr (tp), Oscar Sanders (g), William Parker(b), Zen Matsuura(ds) Live at Jazztage Leverkusen, Nov.1, 1986.

徳澤青弦, 林正樹: Drift (2020) 確かなものと不確かなものとの間を揺らいでいるような

徳澤青弦(cello), 林正樹(p) Recorded by Taiji Okuda at Why Nut’s on Oct.24,25 2019

Jen Curtis, Tyshawn Sorey: Invisible Ritual (2020) 久しぶりにソーリーに関心が向いてきた

Jen Curtis(vln), Tyshawn Sorey(p, perc)

翠川敬基, 早川岳晴: octopus telepathy (2019) 弦の響きの快楽

翠川敬基(cello), 早川岳晴(b, vo) 2019年4月1日 録音

坂本弘道: 零式

かなり忙しくて、少し荒んだような気持ちのなかにある。だから、こんな感じの音に惹かれるのだろうな。Hacoのアルバムを聴いて、チェロの音が気になる。で、引き続き入手。 暫く何回も聴いている。チェロの音もさることながら、CDに限界まで詰められたような…

須川崇志: Outgrowing (2017) ガツンとくる日本のジャズの新譜

須川崇志(contrabass, cello), Leo Genovese(p), Tom Rainey(ds) Recorded September 2017

翠川敬基/緑化計画: arbor day (2003) 幸せな弛緩

ボンバの日本のジャズ・セール・シリーズ(テキトー)。富樫雅彦のSketchを聴いた20歳の頃から、 翠川敬基のベースの音は深く意識に沈殿している。セール品のなかに、その名前を見つけた時には迷わずクリック。 到着後に、しっかりメンバーを見ると、片山広…

Jean-Luc Ponty, Masahiko Sato: Astrorama (1970) 1970年前後の佐藤允彦の演奏

何故か、ここ暫く佐藤允彦の佳品とつながっている。 1970年前後の佐藤允彦の演奏は素晴らしいし、凄く好み。本作の冒頭は電気ピアノなのだけど、硬質な共鳴音が実に気持ちが良い。ポンティのヴァイオリンはブロウするサックスのような音なのだけど、二つの金…

原田依幸, Tristan Honsinger: Margin (2006) 粒状に音が立ち

間違いなく、ボクの好みの中心、の音だ。原田のピアノは粒状に音が立ち、スピードをあげても濁らない。そしてホンジンガーのチェロと作用・反作用を繰り返しながら、様々な速さの音を溢れさせる。そして音の速さの変曲点のようなところで、音が弾けて、美し…

鈴木勲, 原田依幸, Tristan Honsinger: 慟哭(2009) 脳天を衝かれる感覚

凄い密度だ。そして彼ら3人の味、が完全に出尽くしていて、その接点で強い相互作用、が生じている。走る、止まる、下がる、上がる、引く、そのような様々な場面を非同期でありながら、音を紡ぎ合う。

Jinchūriki: Kyūbi (2016) 美しいということ

この一ヶ月、体調を崩していて、音を意識に当て、その反応を探り、楽しむような遊び、はできなかった。音を意識に当てる、感覚になる前に、感情に刺さって激痛が走るような感じ、だったような気がする。 つい数日前に復旧したと同時に、ある種の「余裕」(メ…

Artyom Manukyan: Citizen (2015) アルメニア買い

昨年、アルメニアのティグランが小ブームだったので、何となく衝動でのアルメニア買い、の一枚: アルティョム・マヌキアン、アルメニア系でLA在住のチェロ奏者とくれば、何となく気になるではないか。というわけで、何ヶ月前に入手したが、少し残念と期待が…

Stephane Grappelli: Young Django

Stephane Grappelli:Young Django (MPS) Stephane Grappelli(vln) , Philip Catherine(g,R) ,Larry Coryell(g,L) ,Niels-Henning Orsted-Pedersen(b) 1979年録音 これは,かのDjango Reinhardtと演奏した巨人Grappelli,ということも知らず手にした一枚.二…