K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

1989

Horace Tapscott, Michael Session: Live At Théâtre Du Chêne Noir, Avignon, France 1989 カセットテープが音源らしいが

Horace Tapscott(p), Michael Session(ss)

Horace Tapscott: The Dark Tree 1 & 2 (1989) ジョン・カーターが爺さん扱いだった時代

Horace Tapscott (p), John Carter (cl), Cecil McBee(b), Andrew Cyrille(ds) Recorded live at Catalina Bar & Grill, Hollywood on December 14-17, 1989.

Steve Grossman: Bouncing With Mr. A.T. (1989) 1980年代から1990年代に聴いた奏者の聴き直し

Steve Grossman(ts), Tyler Mitchell(b), Art Taylor(ds) Recorded live at the Louisiana Jazz Club,Genova ,Italy,on October 23,1989

Dip in the pool (甲田益也子, 木村達司): Retinae

近年のアルバムも、このアルバムも基本的には同じ。ふわっとした演奏にふわっとしたヴォーカルが乗る。それだけ。ふわっと、した感じが、徹底的にふわっとしているので、快感指数は高い。

Kahil El' Zabar, David Murray: Golden Sea (1989) special editionでタマげたときのマレイと同じマレイ

今週届いたレコード。カーリ・エルザバールは少しずつ、目についたら入手。こんな感じが良い。これは1989年、レコードがまさに終わろうとしている頃のレコード。実に音が良く、キレの良い打楽器の音が実に良い。全般的にエルザバールはゴングのような楽器で…

Chico Freeman, Arthur Blythe: Luminous (1989) 1970年代末の彼らの熱気

1980年頃、ジャズの未来を牽引する新しい世代の奏者はマレイ、フリーマン、ブライスとか、India Navigationレーベルに集うロフト系の面々だと思っていた。だから、マレイとブライスを正面に据えたデジョネットのSpecial editionの破壊力は、まさにその証明だ…

Caetano Veloso: Estrangeiro (1989) 微毒という猛毒

微毒という猛毒、だと思う。ブラジル音楽の優しげな表情に騙され、惹き込まれると、そこかしこに仕掛けられた罠に嵌められる。微毒だからと安心して、その「少しばかり」のささくれた感触を楽しんでいると、刈り取られてしまう。困った、ものだ。 このアルバ…

The Necks: Sex (1989) 慢性中毒の危険

昨日、yorosz氏に教えて頂いたオーストラリアのバンド。ミニマルを基調とした所謂アンビエント系(でいいのかな?)だけど、それなりにジャズ味もあって面白い。結成30年という息の長いバンドということで驚き。日本に年末来ると知って、ますます驚き。(下…

Janis Siegel And Fred Hersch: Short Stories (1989) 固定観念ではあるけれど

固定観念ではあるけれど、やはりハーシュのピアノにはノーマ・ウィンストンのような歌い手が合うなあ、と思う。 このアルバムはマンハッタン・トランスファーの「主力」ジャニス・シーゲルのアルバム。フレッド・ハーシュとの協同プロデュース。バラード集の…

菊地雅章: All night,all right,off white boogie band (1989) 断片化したファンクのカケラの集積

何回も書いたが、菊地雅章のリアルタイム体験はSustoの米Columbiaからの発売で、あの「甘酸っぱい匂い」がする輸入盤、菊地雅章のSustoが店頭に山積みされた。それが最初で最後の、「景気の良い場面」ではなかろうか。 再確認と発展(1970)からの「電化ミニマ…

(ECM1394) AM 4 : ... And She Answered (1989) だから、今朝のように、

どうも身の回りの大気の温度が上昇してくると、ECMを聴こう、という気持ちが萎んでくる。晩秋から初春に感じたような、体を包み込む空気との冷たくも柔らかい一体感、のようなものを喪っている、からだと思う。 だから、今朝のように、雨上がりの夜明け前に…

Paul Bley, Gary Peacock: Partners (1989) 貧弱な音源、装置でも

iPADを使って、apple musicの音源をBluetoothでホテルの小さなラジオへ。貧弱な音源、装置でも、良い演奏はよい。 itun.es 部屋で仕事をしながら、ピアノとベースのデュオ。ピアノが辛くなったり、甘くなったりしているのが楽しい。ベースはあくまで太く。 O…

Fred Hersch: The French Collection (1989) ラヴェルの曲の美しさといったら

新しく届いたハーシュのアルバムを聴いている。以前の記事でハーシュのロシア作曲家集について取り上げたのだけど、これはついでに入手したフランス作曲家集。

清水靖晃:ADUNA(1989) セネガル語と日本語がごく自然に飛び交う不思議な音空間

ADUNA(1989年)はセネガルの奏者との合作で、セネガル語と日本語がごく自然に飛び交う不思議な音空間をつくっている。