K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Steve Grossman: Bouncing With Mr. A.T. (1989) 1980年代から1990年代に聴いた奏者の聴き直し

Steve Grossman: Bouncing With Mr. A.T. (1989, Dreyfus Jazz)
1. Afternoon In Paris 6:39
2. Soultrane 5:33
3. Why Don't It 12:35
4. Whims Of Chambers 9:12
5. Medley (15:57)
a. Extemporaneous
b. My Little Suede Shoes
6. Soul Eyes 7:22
7. C.T.A 7:06
Steve Grossman(ts), Tyler Mitchell(b), Art Taylor(ds)
Producer: Sandro Berti Ceroni, Yves Chamberland
Recorded live at the Louisiana Jazz Club,Genova ,Italy,on October 23,1989

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何となく1980年代から1990年代に聴いた奏者の聴き直し。20年以上経つと、なかなか思い出せない。

1980年代のグロスマンは日欧からのアルバムばかり。DIW, RED, OWLそして本盤のDreyfus Jazz。割とまったりしたジャズが多く、SteepleChaseを更に保守的にした感じ。でも好きなレーベルだったな。

DIWでは吹き上がるような強い演奏なのだけど、Dreyfus Jazzではレーベル色にちゃんと染まって案外大人しい。あるいは1980年代末から1990年代はそんな演奏なのか。DIWのアルバムを聴いた後では少し寂しいかな。

それでも本盤はライヴなので端々で力が入って吹き抜くような感じで楽しい。抑えきれない、ようだ。このアルバムではサックス・トリオなので、弾けはしないが吹きまくるグロスマンを堪能できる。

アルバムタイトルのA.T.は、アート・テイラー、ハード・バップ期に活躍。購入当時、懐かしいなあ、健在なんだと驚いたのだけど、実は発売年(1996年)の前年に亡くなっていたようだ(今日、知った)。そう、当時はインターネットの普及期直前(JUNET経由で繋いでいた記憶が)で、直ぐには調べられなかったんだな。と、いうことを今更ながら思い出した。

Bouncing With Mr. a.T.

Bouncing With Mr. a.T.

  • アーティスト:Grossman, Steve
  • 発売日: 1996/10/15
  • メディア: CD