K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

1983

近藤等則: What Are You Talking About? (1983)やっぱり「変な人」だったな、さようなら

近藤等則(tp, vo, Chinese oboe), Tristan Honsinger(cello,vo), Peter Kowald(b, vo), 豊住芳三郎(ds, vo) Recorded at Chestnut Studio in Suzuka Mountain, Japan, on 24 & 25 May 1983.

Chet Baker, Duke Jordan: September Song (1983) 名人芸、という言葉は好きじゃないが

Chet Baker(vo, tp), Duke Jordan(p), Jesper Lundgaard(b) Recorded live in Paris, November 24, 1983. "Barbados" recorded in Belgium, November 25, 1983.

(ECM1289) Keith Jarrett: Standards, Vol. 2 (1983) 美旋律の開始にいきなり掴まれてしまった

Keith Jarrett(p), Gary Peacock(b), Jack DeJohnette(ds) Recorded January 1983 at Power Station, New York City

Nana Vasconcelos: Zumbi (1983) 巻き込まれ感を愉しむ時間

Naná Vasconcelos(performer) Recorded in Paris at "Resonances" Studio and in Boston at "Blue Jay" Studio

Dadisi Komolafe: Hassan's Walk (1983) Strata-eastからロフト・ジャズの頃の美味しいジャズの結晶

Dadisi Komolafe (as, fl), Rickey Kelly (vib), Eric Tillman (p), Roberto Miranda (b), Sunship Theus (ds)

山下洋輔: Jazzbühne Berlin '83

1990年になってハンブルクのレーベルから発売された1983年欧州ツアーのアルバム。当時の東ベルリンでの録音。東独の崩壊に伴う発売かな? 同時期・同メンバーでの録音は既に発売されている。こっちは当時の西独での録音: 山下洋輔:In Europe 1983 - Music/…

Colored music(橋本一子, 藤本敦夫): Individual Beauty (1981-83) Colored Musicの「新作」

昨年、レコードとCDで発売されたアルバム。勿論、レコードを購入。ほぼ40年近く前に発売された橋本一子と藤本敦夫のColored Musicの「新作」。1981年から83年に録音された未発表トラックを集めて作ったもの。まさか今頃にそんなものが、という驚きだった。清…

The Golden Palominos (1983) DNAのシングル盤じゃあリンゼイが聴き足りなくて

昨夜は仙台で買ったアート・リンゼイのDNAのシングル盤を聴いた。ギターのキレの良さが音も良く収められていて、しかし収録は極端に短いので、リンゼイやら何やら、もう少し聴きたくなった。 リンゼイをはじめて聴いたのはラウンジ・リザース、1981年。テオ…

Jack Wilkins: Opal / Captain Blued (1983) 密かに愛聴してもいいかな、という何かは

2つのアルバム。ボクの下手な写真で髪の毛の色が違って見えるが、ウィルキンスの肖像を割って、2つのアルバムにしている、凝った作りだ。 昨日の仙台のレコード屋でみかけて、何となく購入。 完璧に地味な存在なのだけど、何故かほんの少しだけ記憶の片隅…

高田みどり:Through The Looking Glass (1983) ゆっくりと旋回する音場に身を任せながら

少し前に入手した佐藤允彦とのアルバムに続き。これも再発のレコード。海外盤である。音はまずまず。 これを聴きながら、発売された当時(プラザ合意の前で円高不況直前)のことを思い出していた。石油ショックから世の中も癒え、高度成長は終わったが安定成…

富樫雅彦, 高柳昌行: Pulsation (1983) レコードを入手した

昨日届いたCD。これの他、数枚、レコード入手の長期戦を決め、CDを入手した。最近の再発CDは音が良く、高価なレコードに固執することもなかろう、という判断。キング・レコードのPaddle Wheel盤のディスク・ユニオン(DIW)からの再発、TBMの再発はそのような…

Cedar Walton: Third Set (1983) Bob Bergも魅力だが

先日、「一生モノのジャズ名盤500」を購入。ディスクガイドとして、いいなあ、と思わせる、読ませるものだった(これは別途)。そのなかにはボブ・バーグのスタンダード曲集もあって、ふむふむと思った次第(いいアルバム)。 一生モノのジャズ名盤500(小学…

山下洋輔:In Europe 1983 ピット・インにいた1981年の夏、そして武田和命

関心事は今と変わらず、レコードの買い出しとライヴ。ピット・インでは山下洋輔の1週間。山下洋輔、坂田明、小山彰太のトリオが前年まで。サックスが武田和命に変わった年。ゲストが国仲勝男と林栄一。そのときの印象は、武田和命のテナーにスピード感がな…

Paul Bley: Tears (1983) 過敏さ、のようなものが影を潜め

ダメだなあ、と思うのだけど、鬼籍に入った奏者を改めて聴き直し、いいなあと思う。そんなコトの繰り返し、が多い。 ブレイもそうで、最近、暫し聴いている。 このアルバムは1983年の録音。過敏さ、のようなものが影を潜め、ゆったりとしたピアノの音を聴か…

長谷川きよし: ネオン輝く日 (1983) 浅川マキの浅川マキたる所以

昨日届いたLPレコード。未だ、浅川マキ関連のレコードをゆっくり集めている。1980年代のものは入手が存外に難しいが、ゆっくり口を開けていたら、手頃な価格で手に入る。 これも、そんな一枚。浅川マキ・プロデュース。詞は1曲除き浅川マキの作詞。興味津々…

Chet Baker : Twilight Ennui

いつ頃から、こんなにChet Bakerを聴くようになったのだろうか?それもアムステルダムの屋上から落ちて落命する少し前のあたり、つまりボロボロ(の筈)の晩年の作品ばかり。別 にそんな物語性を覗きながら聴いている訳じゃないのだけど。トランペットのトー…