K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

The Necks: Sex (1989) 慢性中毒の危険

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 昨日、yorosz氏に教えて頂いたオーストラリアのバンド。ミニマルを基調とした所謂アンビエント系(でいいのかな?)だけど、それなりにジャズ味もあって面白い。結成30年という息の長いバンドということで驚き。日本に年末来ると知って、ますます驚き。(下を見て、あっボクの50%未満の年齢だ、って、驚き。)

 早速調べると、apple musicにデビューアルバムがあったので聴いている。ジャズ外縁のミニマル。ECMのニック・ベルチェの外戚って音で、ジャズ性は薄いが、かなり面白い。1989年に聴いて面白いかったか、どうか、には全く自信がないのだけど、今日的な音として響いているのが面白い。ジャズの外縁が広がって、気がついたら隣家って感じ。

 ライヒのような、あざといまでの心理的一撃を狙っていないので地味だけど、かえって慢性中毒の危険がありそう。

 教えて頂いた最近のアルバムではノイズっぽい要素やらも入って、でもミニマル基調の雰囲気は変わらない様子。思いの外、面白いバンドなので、今朝から仕事場でずっとかかっている。

 


 

Sex

Sex

 

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The Necks: Sex (1989, Spiral Scratch)
1. Sex 56:08
Chris Abrahams(p), Lloyd Swanton(b), Tony Buck (ds)