K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Jen Curtis, Tyshawn Sorey: Invisible Ritual (2020) 久しぶりにソーリーに関心が向いてきた

Jen Curtis, Tyshawn Sorey: Invisible Ritual (2020, New Focus Recordings)
1. I. 5:12
2. II. 8:28
3. III. 12:44
4. IV. 12:40
5. V. 10:45
6. VI. 10:24
7. VII. 5:16
8. VIII. 11:08
Jen Curtis(vln), Tyshawn Sorey(p, perc)
Artwork: Juan Pablo Bruno
Artwork [Chinese Ink Painting] : Nomi Sasaki
Engineer: Ryan Streber
Recording Location: Home of Randy Ezratty
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タイショーン・ソーリーって、徐々に大作化していて、奏者としての印象よりも作曲家としての側面を見せられている、そんなところに少し不満のようなものを感じていた。だから昨年のクリスペルとのアルバムや、マリオ・パヴォネとのアルバムは、奏者ソーリーの打楽器を愉しむことができて、嬉しかった。

このアルバムはヴァイオリンとのデュオ。美しい打音と弦の絡み、が樂しい。そして、その対話がアヴァンギャルドであること自体の目的化、を全く感じさせない、自然な対話と昂奮に満ち、時折、美しい打音が飛び散る、そんな時間を愉しむことができる。

久しぶりにソーリーに関心が向いてきたなあ。