Bob James: Explosions (1965, ESP Disk)
A1. Peasant Boy (Bob James, Gordon Mumma) 1:38
A2. Untitled Mixes (Bob James, Bob Ashley) 5:18
A3. Explosions (Bob James) 8:54
B1. An On (Barre Phillips) 5:50
B2. Wolfman (Bob James, Bob Ashley) 6:12
Companies, etc.
Bob James(p), Barre Phillips(b), Robert Pozar(prtc)
Cover: Bob James
Engineer : Art Crist
Studio: Bell Sound Studios, New York City, May, 1965.
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[2018-11-25記] 随分と時代を先取り
昨日、月光茶房に伺った折に、原田さんがかけてくださったアルバム(ぎょっとしたお客さんもおられたようで、スミマセン)。
モノラル盤の強い音圧の音が店内に響く。予想していたよりも面白い。音響的なものに耳が馴染んだからだろう。
【本日の1枚】2018.11.21
— GEKKO SABOH ー 月光茶房 (@gekko_saboh) 2018年11月21日
◎ Bob James Trio [Explosions] (ESP Disk,1965) LP, Mono
米国フュージョン界の大物ボブ・ジェイムスのキァリア初期のピアノ・トリオでの衝撃作。今聴いても素晴らしいと感じる。こちらはモノラル盤。ESPも初期のアルバムはモノラル盤がある。 pic.twitter.com/yBGPSinXgf
実はESPのモノラル盤は買いっぱなしで、放置していた盤。早速、自宅に帰って聴いてみる。1970年代に入ってからのCTI盤以降、クロスオーバー・フュージョンの奏者で知られるが、ここではアヴァンギャルド。
1965年に、数年先のポール・ブレイをさらに過激にしたような取り組み。電子音やテープに入れた環境音をオーバーダブ。時として聴かせるピアノの鋭さも良い。当時の最先端の音であり、また所謂フリー・ジャズとも違う方向性で、随分と時代を先取りしている感じ。面白い。
一昨日に発売されたドルフィーの発掘盤Musical Prophetでのピアノ奏者も、この盤に先立つ1964年のボブ・ジェームスと知った。30年くらい前に出たother aspectの同セッションではunkownとcreditされていた。その後、明らかになったようで、discographyにはしっかりのっていた。硬質の音がセッションとよく合っていた。お蔵に入らなかったら、ミシャ・メンゲルベルクと同じような知られ方、だったのかな。面白い。
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