K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Walter Norris: The Trio (1961) 流麗なのだけど

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先日入手した、2000円ちょっとのRiversideのMono盤。ウォルター・ノリスははじめて聴く。実は未聴レコードの山のなかに、ペゲとのデュオ(Enja)があって、これを書きながら聴いている。

RiversideのMono盤、エヴァンスがそうであるように、ピアノの美しさと音圧の高さが魅力。このアルバムもそう。音、を楽しむことができる。

ドラムの代わりにギターが入ったピアノ・トリオは好物で、スインギーだったらいいなあ、と思って、買った。コールの古いキャピトル盤が念頭にある。あんな感じ。

さて期待どおりの演奏かどうか、というと微妙。音の数は多く、流麗なのだけど、pレヴィンのような華はない。流麗だから引っかかりがなく、すっと流れすぎる。だから音響的な深み、もない。今聴いているペゲとのデュオも、まあ同じ感じ。

 だからがっかり、かと云うとそんなこともなく、音の良さと、軽く聴く感じは、今日のように移動で疲れ果てた夜には、いいのかもしれない。

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これはペゲとのEnja盤。印象は同じ。ペゲのアンプ臭いベースは苦手だなあ。 

THE TRIO

THE TRIO

 

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Walter Norris: The Trio (1961, Riverside)
A1. Groove Yard
A2. Smoke Gets In Your Eyes
A3. The End Of A Love Affair
A4. Scramble
B1. Out Front
B2. Che-Low
B3. For Heaven's Sake
B4. D. & D.
Walter NorrisHal Gaylor(b, cello on B2), Billy Bean(g)
Design: Ken Deardoff
Photograph: Steve Schapiro
Engineer: Ray Fowler
Producer: Orrin Keepnews
Recorded in New York City, June 6 and 30, 1961.

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