David Murray, Mal Waldron: Silence (2001) 晩年のデュオ

David Murray, Mal Waldron: Silence (2001, Justin Time)
1. Free For C.T.(Mal Waldron) 10:44
2. Silence(Mal Waldron) 3:30
3. Hurray For Herbie(Mal Waldron) 7:52
4. I Should Care(Mal Waldron) 12:36
5. Jean-Pierre (Miles Davis) 10:03
6. All Too Soon (Duke Ellington) 7:08
7. Soul Eyes(Mal Waldron) 14:17
Mal Waldron(p), David Murray(ts, b-cl)
Recorded in Brussels, Belgium, October 5-6, 2001.

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しみじみ聴き入ってしまった。スタートのマレイのバス・クラリネットに引っ張られたな。

2001年10月に吹き込まれたアルバムで、翌2002年12月にマル・ウォルドロン逝去、発売は2008年。随分経ってから発売されている。

最晩年のマル・ウォルドロン、というとENJA盤でのシェップとのデュオを思い出す。2002年2月の吹き込み。渋い、渋すぎるサックスの絞るような音と、煌めくピアノが素晴らしい一枚。

 このアルバムもそう。シェップほどは渋くないのだけど、マレイの抑制的な音と生の輝きに満ちたマル・ウォルドロンのピアノ。最晩年、とは、とても信じられない。

最期にデュオを残した奏者というと、スタン・ゲッツやアート・ペッパーを思い出すのだけど、マル・ウォルドロンも。