先週、新潟のジャズフラッシュで聴いて(見て)、ジャケットが格好良かったから入手。所謂ジャケ買い、やね。勿論、内容もよい。
コニッツやトリスターノとのアルバムであるような熱くない、音楽ではあるのだけど、彼らの音が孕んでいるような緊張感はない。リラックスして聴ける内容。ベースの低音をゆったり楽しむ音。概ねドラムはオフ気味なので、ベースの緩いビートに小人数で乗っていく感じが心地よい。また3曲は多重録音でベースのビートの上で、ベース(かなあ、チェロに聴こえなくもないなあ)で旋律を弾く。これらも良く唄っていて愉しい。その後の鈴木勲のアルバム、に似てなくもない。好み。
ピーター・インドってコニッツとの共演で知っているのだけど、良く知らなかった。1928年に英国生まれ。コニッツと同じく、まだ存命で89歳。豪華客船Queen Mary号のハウスバンドの奏者だったそうだ。それに乗って1949年にNYへ。最初にトリスターノと会った、とのこと。英国には1966年に戻る。それから半世紀なので、あまり目立たない訳だ。
Spotifyでは無料で聴ける(コマーシャル付き)のでリンクを貼っておく。
Looking Out / Jazz Bass Baroque
- アーティスト: Peter Ind
- 出版社/メーカー: Wave
- 発売日: 2009/03/31
- メディア: CD
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Peter Ind: Looking Out (1961, Wave)
A1. Blues At The Den 7:30
A2. Arak 3:16
A3. Yesterdays 6:00
A4. Renee 3:39
B1. Love Me Or Leave Me 9:23
B2. Patricia 2:59
B3. Double Bass Blues 2:44
B4. Ind-Imp 3:38
Peter Ind(b), Ronnie Ball, Sal mosca(p), Al Schackman, Joe Puma(g), Dick Scott(ds), Sheila Jordan(vo)
Recorded 1961 in Peter Inds own Studio on Lowe Manhattan.
入手したのはUKでの1969年再発盤。安価。