K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ BeroffからはじめてBoulezそしてSokolov、ついでにPollini

Michel Beroffのピアノ曲集vol.2(1980) この頃のEMIのLPレコードは音が良いので見かけたら入手。ジャケットも綺麗。

これは先日の御茶ノ水で入手した1枚。超初心者なのでBeroffは知らなかったのだけど、ショスタコーヴィチの次はストラヴィンスキーを聴こうと思っていたので、丁度よかった。ストラヴィンスキーピアノ曲集自体があまりないようなので、入手できて嬉しかった。B面がペトルーシュカで、艶やか,という言葉が似合う曲調がすっかり気に入ってしまった。ストラヴィンスキーの曲の色彩感(原色が上手に散りばめられて、飛び散っていくような)がすごく良い。Beroffの演奏はかなりロバストな感じ(音楽で使わない用語かもしれないが、やや荒っぽい)で、少し違うかなという感じを受けた。早い運指のところで乱れる感じも苦しい。ただ、まとまったピアノ曲集はあまりないみたいだから、このアルバム自体は意味があるのだけど。さあ、ストラヴィンスキーが気になりはじめた。 (Beroffについてはメシアン集を注文して,継続フォロー)

 

丁度その頃,注文していたDeutsche Grammophoneの111周年記念BOXが届いた(赤,第一集)。早速,そのなかのピエール・ブーレーズクリーヴランド管弦楽団の「ストラヴィンスキーペトルーシュカ春の祭典」を聴いてみたら、ストライク。オーケストラ苦手の筈なのだけど、やはり色彩感に惹き込まれてしまった。



もう少し,ストラヴィンスキーピアノ曲、特にペトルーシュカを聴いてみたいとyoutubeをみてみたら出てきたのがGrigory Sokolov


http://www.youtube.com/watch?v=qES9jk-fdAI

ボクの真中心に投げ込まれた感じ。こんな感じで聴きたかった。でもペトルーシュカ市販のCDには収録されていない。あまりCDには熱心でなくて、コンサート主体のピアニストだそうで。CD2セットとDVDをクリックしてしまった。「大人買い」は打ち止めと決めたのだけど、抑えが効かなかったのでした。ふう。

もう一つYoutubeの画像をリンクします。あれまあ、という内容に痺れています。Prokofiev piano sonata No. 7 戦争ソナタの3つめ

http://www.youtube.com/watch?v=Azo68LgdqTQ

今日はこんな感じで音楽を聴いていたい夜になってしまった。

(いろいろ教えて頂いたyoshimi様に感謝致します)

 

追記(といっっても同じ晩なのだけど):

Deutsche Grammophoneの111周年記念BOX(黄,第二集)のなかにポリーニペトルーシュカと戦争ソナタがあったので聴いてみたが、鋭角の音が痛くてキツイ。最後まで聴けないなあ。