K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

御茶の水から神保町:本をみてCD/LPをみて、懐かしいジャズ館は仕舞い


今月2度目。機会があるときは集中する。だけど今年最後の御茶の水。

御茶の水では、大学2年のときに欲しいLPレコードがあって、大阪から鈍行(夜行の普通列車)に乗って、David MurrayとかRonald Hannon JacksonとかのマイナレーベルのLPレコードを大量に買ったことが懐かしい。爾来30年、いったい何回ここに来たのだろうか。今回残念だったのは駿河台上のジャズ館がお仕舞い、移転になっていたこと。30年間通った店なので、寂しい感じがした。新盤の品揃えが、30年前とは比較にならない程ダメになっていて、殆ど中古屋として活用していたので、移転した後がとても心配だけど。

そんな訳で、今回はジャズの買い物はなし。少し時間の余裕があったので、とても残念だった。

神保町の古書店を眺めるのはとても楽しい。今回は工学書の専門店に行って何冊か仕事の本を買ったのだけど、LP/CDの蒐集が一息ついたら、ゆっくり廻りたいと思っている。

今、欲しい本は大正期の演歌師(添田唖然坊とかアナキストに近いヒトタチ)に関するもの。その頃の時代の空気にとても関心がある。大正期が100年前になりつつあるのは驚愕。子供の頃の新聞で「大手企業ではじめての大正生まれの社長」の記事をみた記憶があるからね。

工学書のあとは店頭の餌箱だけ眺めて歩く。

店頭の餌箱は楽しい。何処の言葉だろう。

店頭の一冊200円の餌箱から買ったのは、ノンフィクション全集(昔はいろいろあったのだけど、今はないよね)の分売から何冊か。ハイエダールのコンティキ号の話とか、ゴビ砂漠への恐竜化石探索とか、スノーやスメドレーの中国モノ、エヴァンスクレタ島の迷宮発掘、リードのロシア革命とか、そんな話が入った単行本を4冊で800円。子供の頃、あかね書房のノンフィクション全集で読んだ話。懐かしいなあ.

さて今回の訪問でのLP/CDの猟盤は、さすがに意気があがらず。抑え気味。聴ききれないほど買ったからなあ、という感じ。それでも気になるアルバムは幾つか。

CD:

(1)The Great pianists of the 20th centuryシリーズ:Lyubov Bruk & Mark Taimanov

(2)The Great pianists of the 20th centuryシリーズ:Claudio Arrau II

(3)Alicia de Larrocha:Favourite Spanish piano works

(4)Richter:Prokofiev集(モスクワでの録音集)

(5)Peter Hill: Stravinsky piano music もう少しストラヴィンスキーの曲を

(6)Fazil Say: Black Earth(自作曲他,少し気になっていた)

(7)Yuja Wang: Transformation:これもストラヴィンスキーあり.

(8)Alexander Melnikov: Shostakovich the prelude and Fugues:またこの曲集を買っちゃった

 

LP:

(1)Beroff:Messiaenのピアノ曲(仏EMIの二枚組)

(2)Perlman: Kreisler集(仏EMI)

(3)PerlmanとPrevin指揮London Symphony Orch:Bartokのヴァイオリン協奏曲(仏EMI)

以上は音期待。

(4)Gavrilov plays Scriabin(日EMI) Preludes集.日盤は極力買わないのだけど,Gavrilovはあまり見かけないので.The Great pianists of the 20th centuryシリーズで買って以来。最近、BLOGでGavrilov復活の記事を拝見して、関心が再び高まっていた。

(5)Duo Crommelynck: Brahms I(日Disk port) 出かけるたびに一枚みつける感じ。

以上のように低調だけど厳選したような感じ。アムランのスクリャービン集が高価で手が出なかったことが残念。