バンコク・Sukhumvit Soi 12「Cabbeges and Condomes」名前が！だけど

タイが好きになるか否か、のリトマス試験紙はパクチーの香。これを匂ふ、と思うか、臭う、と思うかの違いは大きい。匂ふ、と思ったヒトは必ずリピーターになっているように思う。臭う、と思うヒトに聴くと地獄に近くて、楽しいトコロに呑みに行くくらいじゃ、チャラにならないそうだ。合掌。

ボクは勿論、匂ふ派。だからタイの友人と草の根日泰友好協会みたいなコトをやっている。タイの友人達が連れて行ってくれるレストランはだいたい河畔の板敷のフロアの上にテーブルが並べられているようなところ。流る小舟なんかをみながら呑むビールが美味い。それと海老料理。

昨夜は仕事の仲間と落ちあって３人で夕食。いろいろな処へ行って食べることも楽しいのだけど、定番の気に入った店でゆっくり過ごすことも楽しい。タイの友人がいろいろ連れて行ってくれるので、日本人だけのときは定番店に。タイ食はキャベジズ＆コンドームス、ヴェトナム食はラ・ダヤット。今日はタイ初めての友人も日泰親善活動に加わったのでキャベジズ＆コンドームスへ。

溶けるような闇のなかに入口が浮かぶ

店の名前は！なのだけど、visitor向けの美味しいタイ食レストラン。屋外で汗をかきながら食べるタイ料理が良くて、まいどココに来る。店名はHIV撲滅の啓蒙活動に由来していて、店内はコンドームのディスプレイが多々有り、なんともなあ、とも思う。

この店の中庭には良く風が通っていて、冷房のかわりに霧を吹いていて、とても気持ちが良い。タイのビールにはSinghaやChang（象）があるが、ボクはいつもSingha。日本でも呑みたいくらい濃い美味しいビール。11月で涼しいとは云え、日中は30度を越えて、夕暮れでも薄く汗をかく。ココナッツと鳥のスープ”トムカーガイ”を食べながら、汗をかいて呑むSingha、これを楽しみにやってきたようなものだ。あとは、海老の料理を頼む。もう胃が随分小さくなっているので、早々に満足してしまった。会計は800バーツ/人。2400円くらいと、決して安くない。だから客はVisitorばっかりなのだけど。屋外感満点で快適に呑める処が案外ないので、つい来てしまう店なのだ。（勿論、Soiには沢山の屋台があるのだけど、A型肝炎の予防接種なしでの喫食はまずいらしい。ボクも１回しか屋台で食べていない。）

ちょっとだけ観光案内：このSoi12の周辺には、

・Sukhumvit plaza：韓国料理店多数。なかなか美味しい店が多い。それと、快適なマッサージ店”King and I”がある。清潔で腕がいい店なのでお試しあれ。タイ式マッサージ２時間で600バーツ（1800円）くらい。

・マッサージ店”Zen”。Cabbeges and Condomesのすぐ隣。高級な店でとてもリラックスできる。腕が”とても”いい。体格がいいマッサージ師が一生懸命。少し高いが価値はある。タイ式マッサージ２時間で800バーツ（2400円）くらい。

・Asokの交差点の先には歓楽街Soi Cowboyがある。欧米人は吝嗇（けち）なので、彼らの行く憩いの場はとにかく安く呑める。ビール一本110バーツ（330円）でシートチャージがない。呑むには一番安い。長居する程快適でもないので、タイがはじめての人がいれば案内してビール一本、のノリ。いつも早々に退散して、ホテルの近くでゆっくり呑んでいる。