Enrico Rava and Stefano Bollani: Rava plays rava (Philology)
1. Le Solite Cose 3:22
2. Bandoleros 4:54
3. Suzie Wong I 4:02
4. Grrr... 3:40
5. Sola 4:39
6. Certi Angoli Segreti 6:55
7. Tomo Y Recuerdo 4:58
8. Jazz At The Club Club 3:36
9. Fragile 5:36 $0.89
10. Lady Orlando 1:57
11. Parks 5:34
12. Thank You, Come Again 5:41
13. Suzie Wong II 3:57
Enrico Rava(tp), Stefano Bollani(p)
1999年録音
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御茶ノ水で買ったイタリアのジャズ。このコンビは、この10年ほどデュオで巡業していて、日本にも来たそうだ。先般,橋本一子さんのライヴでお会いしたH松さんが厚木で観たそうで、とても良かったそうだ。ボクも流通している非正規のライヴ音源を聴くと、すごくいい。だからCDが欲しかったのだ。
何故いいのか?イタリアジャズ芸人の楽しい応酬だから。そこに尽きる。とても綺麗で洒脱でお茶目なフレーズが次次投げ合いされるジャズ漫談玉手箱なのだ。とくにピアノのBollaniが楽しく綺麗に鳴らすので、とてもいいのだ。
そんな期待のもとに中古CDで購入したのがRava plays rava.amazonではECM以外の音源は高価すぎて手が出ない。だからディスクユニオンで必ずチェックしているのだ。そんな訳で、今回はしっかり見つけることが出来て、とても嬉しかった。
さて聴いて見ると、何かが足りない。そう観客がいない。イタリア芸人達の芸を観客不在で聴くと、アクセントが控えめで、流れの切り返しが緩やかなのである。勿論,このCDはとてもいい。同時に買ったBollaniのトリオよりはピアノが鳴っている。とても楽しめる一枚ではある。時として嘆美的な、時として愉悦的な音が淡々と綴られていく。そう、淡々と、なのだ。
だからやっぱりライヴ盤を入手しなくちゃ、と改めて思った。それだけ、彼らのライヴは楽しい音なのだ。