今朝、ふっと勝新太郎のビデオを流したら、就業意欲が急降下した。平日の朝に、見るものでがない。Amazon Primeの「シネマコレクション by KADOKAWA」に登録すると、昔の大映映画を見ることができるのだ。
いつだったかテレビで、「兵隊やくざ」をみて勝新太郎と田村高廣にヤラれた。時折、それを思い出して、勝新の映画がみたくなる。大映映画のスチール写真集が、「シネマコレクション by KADOKAWA」を後押し。
多分、荒っぽい昭和、という時代が懐かしくなってきたのだと思う。昭和という空間に生きる勝新太郎が、三十余念の月日を消し去る。
空き時間に大映時代の勝新太郎の映画をじっくり見たいと思う。
追記:
「スチール写真集」を見ると、濃厚な昭和の空気が湧き上がる。娯楽映画に封じ込められた庶民の幻想のようなもの。日曜の夜、ちゃぶ台越しに白黒テレビで見たシャボン玉ホリデーの朧気な記憶とともに。「天才 勝新太郎」は実に面白かった。脚本を不要とする勝新と座頭市の一体化、演出のimprovisation。即興の意味、を考えさせられる感覚があって、ジャズ好きにもおすすめ。