薪ストーヴのまわりで鍋を炊いて宴会をやっていた冬、は遙か昔になってしまった。おおよそ30年前から25年くらい前のことではなかろうか。
年末は北八ヶ岳、それも麦草ヒュッテ。早朝、新宿からあずさに乗って、茅野で買い出し。真澄の一升瓶や牛肉、ネギ、卵などを買って、千ダン刈り(だったか)までタクシーで上がって、冬季閉鎖の国道を山小屋へ。そしてホエーブスでスキ焼き。帰りは二日酔いで、白駒池や高見石のあたりをXCスキーで歩き回る。帰途は茅野から鈍行で帰ったり。
先週末に訪ねた麦草ヒュッテの土間は、そんな頃と全く変わらず、本当に懐かしい気持ちで一杯になった。来年からは年末に行こうかと思う。安房トンネルに感謝、である。
今回は縞枯山荘で休憩。やはり、薪ストーヴが魅力。北八ヶ岳は冬でも営業している小屋があって、そんなところで時間をつぶすのも楽しい。ここも1回は宿泊したと思うのだけど、冬という記憶しか残っていない。いつ、誰が思い出せない。そんなときに、少し黄昏れた気分になる、のだ。