CAFE INCUS/月光茶房の二店から、キューン兄弟1960年代攻撃を受け、ツボに嵌ってしまった。日本も欧州も独自性は1970年前後以降という思い込みがあって、聴いていなかったからだ。
このアルバムは1964年に東独で録音されたもの。鉄のカーテンの向こう側なのに、1960年代の米国ジャズの陸続き、新主流派のような感じ。かなり美味しい。
ただ低い温度感や、この時代の録音に稀なクラリネット(バスクラはともかく)が欧州っぽさ、があるかな。あと時折、ヨアヒム・キューンの打楽器のような打鍵が面白い。そこだけ、アプローチはモンクっぽいが、現代音楽の響き。
十分聴く対象だなあ、とますます思う訳で、なんかパニック的に音源を揃えている自分が怖い。
Rolf Kühn Quintett – Solarius (FULL ALBUM, jazz, DDR, 1965)
- アーティスト: Rolf Kuehn Quintet
- 出版社/メーカー: Content
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: CD
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Rolf Kühn: Solarius (1964, Céleste)
1. Minor Impressions 7:53
2. Solarius 6:13
3. Sie Gleicht Wohl Einem Rosenstock 6:22
4. Mountain Jump 6:31
5. Lady Orsina 6:18
6. Soldat Tadeusz 6:38
Rolf Kuhn(cl), Michael Urbaniak(ss,ts), Joachim Kuhn(p), klaus Koch(b) , Czeslaw Bartkowski(ds)
Tracks 1 and 4 recorded 30. November 1964, Berlin.
Tracks 2, 3, 5 and 6 recorded 29. November 1964, Berlin.