K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

1970年代が回顧のなかへ(伊藤潔とEast windレーベル)

ボクは大学に入った1979年からジャズを聴いている。記憶力が乏しくなった今、その頃から聴いて良かった、と本当に思う。この頃の記憶は芯まで染みているのでね。

その頃、East windレーベルの再発があって、何枚か買った。貧弱な音響装置でも、Hank JonesのThe great jazz trioの録音が素晴らしく(David Baker)、ダイナミックレンジ一杯のTony Williamsのドラムを愉しんだ。その後、1970年代の日野皓正や富樫雅彦に夢中になった。爾来、East windレーベルは録音、内容ともに日本が誇るレーベルだと思っている。TBMと別の意味で。

そのプロデューサ伊藤潔の回顧録。勢いでの音楽制作が、「若い日本」そのものを物語っていて、バブル前の勢い、を懐かしく思う。稟議、なんてない時代だよね。

1970年代が回顧のなかへ、猛烈な速度で去っていく。

 

CDの終末期に向けて、1100円シリーズの再発。折角の機会なので、未保有CDを一気に。ディジタル音源は車中、職場で聴くことができるので。。。。