今週は仕事で東京スタートし名古屋へ。一旦、金沢に戻ってから大阪へ。あまり社交的でない(典型的な)技術屋には不向きな営業のような仕事が続いた。まあ、大阪城公園横の宿でのんびりする朝は悪くないのだけど。
今回のように鉄道を使って仕事に出る時、空き時間で必ず寄るのは駅横の食堂街のなかにある古書コーナ。(多分)幾つかの古書店からの委託販売をやっている。駅なんかでときどき見かけるこの手の販売は、ゾッキ本に毛が生えたような感じでアカンことが多い。この金沢の古書コーナーは案外充実していて、電車の待ち合わせの時間つぶしには土産物コーナーよりは楽しい。
面白いなって思った古書の委託元はDuckbillとなっている。森本のほうの山の中にある古書店。なんか雑誌で見た記憶がある。一度行ってみたいと思った古書店。昔は広坂にあったそうな。委託本も、なかなか感じの良い品揃えで気持ちが引っ張られる。そんな訳で、出発前にここに寄ると、旅を重たいものにしてしまう。アホだと思いながら、手にしてしまう。こらえ性がないのだ。
雨天炎上と荷風散策。最近は眼の衰えもあって、単行本が好き。だから文庫本で持っている雨天炎上を買い直した。まあ写真集だしね。これがまた重たいんだ。やっぱりアホだね。