大阪で買ったレコード。かなりいい。特にA面。チェロを全面に出して、音響的な色彩をつけたなかで、鋭いフレーズを勢いよく出し続ける。そのスピード感で十分満足できる。実に聴き応えがある。彼の体の中から途切れずにフレーズが湧き出る感じが素晴らしい。この頃、アーサー・ブライスも実にチェロを上手く使っていたと思う。ウィッディ・ショウを1.5倍速にして、アヴァンギャルドな味付け。最高。
B面は微妙。チェロが引っ込んだので、音の厚みがなくなった。邦題が「セントルイス・ブルース」。企画的に「ヴィーナスった」のかなあ、と感じた時点で、残念。またベースの音が電気臭強すぎ、録音のバランス悪く、で気持ち悪い。モンクの曲もあまり面白くない。しかし３曲目はドラムとのヂュオで原形を全く止めていないミスティ（どこが？）。ここでクネクネとフレーズを吹き続ける様子は圧巻。
もう少し、聴かなきゃ、が結論。
Tribute by Hannibal Marvin Peterson (2009-03-25)
- アーティスト: Hannibal Marvin Peterson
- 出版社/メーカー: BMG / Baystate
- 発売日: 2009/03/25
- メディア: CD
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Hannibal Marvin Peterson: Tribute (1979, Baystate)
A1. Even Steven (Hannibal) 10:56
A2 Dahomey Dance (Coltrane) 13:13
B1. St. Louis Blues (Handy) 6:10
B2. Well You Needn't (Monk) 8:33
B3. Misty (Garner) 8:50
Hannibal Marvin Peterson(tp), Michael Cochrane(p), Diedre Murray(cello), Errol Walters (b), Makaya Ntshoko(ds)
Recorded 1/16/79 at Media Studio, Tokyo
