Pharoah Sanders: Live At Fabrik, Hamburg, 1980 Theresa盤のLiveに迫る好演だけど

Pharoah Sanders: Live At Fabrik, Hamburg, 1980 (Jazzline)
(Disc 1)
A1. You Gotta Have Freedom
B1. It's Easy To Remember
(Disc 2)
C1. Dr. Pitt
D1. The Creator Has A Masterplan
D2. Greetings To Idris
Pharoah Sanders(ts), John Hicks(p), Curtis Lundy(b), Idris Muhammad(drums)
Recorded June 6, 1980 at Fabrik, Hamburg
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ボクがはっきりとサンダースの活動をリアル・タイムに把握したのは、1980年頃の輸入盤屋の店頭。Theresa盤の２枚組が並べられた時。その後に出たLiveが最高傑作ではなかろうか。サンダースだけでなく、共演者のジョン・ヒックスにとっても。あの競り上がるようなピアノの勢いが好きで、ヒックスの盤も随分手にしたが、あれ以上はないと思う。

このドイツでも未発表音源は、まさにその時期を捉えていて、Theresa盤のLiveに準ずる録音ではなかろうか。熱い。メンバーもベースを除き同じ。

頂けないのは音質。カセット音源の高音を無理やりenhanceしたような音。聴いていて辛いし、疲れる。Resonanceのビル・エヴァンス盤と同じような感じ。フォノ・イコライザで高音を落として何とか。やれやれ。

とは云え、２枚のレコードを一気に聴かせるサンダースとヒックスの熱気は凄い。一聴の価値は確かにある。

Live At Fabrik Hamburg 1980 [Analog]