Pharoah Sanders: Thembi (1970, 71, Impulse! )
A1. Astral Traveling(LL Smith) 5:43
A2. Red, Black & Green (Pharoah Sanders)8:56
A3. Thembi(Pharoah Sanders) 6:55
B1. Love (Cecil McBee )5:13
B2. Morning Prayer(LL Smith, Pharoah Sanders) 9:11
B3. Bailophone Dance(Pharoah Sanders) 5:43
Pharoah Sanders (ts,ss, alt-fl, koto, brass bells, balaphone, maracas, cow horn, fifes), Lonnie Liston Smith (p, claves, percussion, ring cymbal, shouts, balaphone), Michael White(vln, perc), Cecil McBee(b, finger cymbal, perc), Roy Haynes(ds), Clifford Jarvis(ds, maracas, bells, perc),
Nat Bettis, Chief Bey, Majid Shabazz, Anthony Wiles(African perc), James Jordan(ring cymbal)
Photography By, Design – Philip Melnick
Producer: Ed Michel
Producer, Engineer: Bill Szymczyk
Engineer [Assistant] : Lillian Douma, Tom Flye
The Record Plant, Los Angeles, CA, November 25, 1970 (Tracks A1 to A3)
The Record Plant, NYC, January 12, 1971 (Tracks B1 to B3)
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ボブ・シールのプロデュースでもヴァン・ゲルダーの録音でもないアルバム。だから70年代の空気を一杯吸い込んだようなインパルス盤。スカっと抜ける音が1970年代の米盤らしく気持ちよい。
creditをみてギョッとするのは打楽器系の奏者の多さや、各奏者の多楽器。AECと同じく、この頃の流行りだったのかな。スワヒリ名を名乗って居た頃のハンコックとも通じる音。
奏者や楽器は多いが、発散していることはなくて、マクビーの刻むベースを芯に求心力がある。ボクはA1のロニー・リストン・スミスのエフェクターかかりまくったフェンダーローズが効いている感じや、B1のマクビーの曲らしいベースの咆吼が良かった。
サンダースはサンダースって感じで、ボクが聴きはじめた頃のテレサ盤と同じ感じでカスれて咆吼。その感じがいいのだ。案外前に出ていないのだけど、寅さん映画と同じで、そろそろ出てくるなあ、という頃にしっかり出るから、それでいいのだ。
久々に雑念なしの、すかっとした音を聴いて、嬉しい。
- アーティスト: ファラオ・サンダース,ロニー・リストン・スミス,セシル・マクビー,ジョーダン・ジェームス,マイケル・ホワイト,ジェイムズ・ベイ,マジッド・シャバズ,クリフォード・ジャーヴィス,アンソニー・ウィレス,ロイ・ヘインズ,ナット・ベティス
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2003/10/15
- メディア: CD
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