K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Baltimoreにいます:蟹の街とはいうけれど


米国では、なにげなく食べて、なにげなく美味しかった、という経験はない。だから米国で気合いを入れて美味しいものを食べようということは考えていない昨今は、やはり美味しいものにはあたらない。勿論、それなりに気合いを入れれば美味しいものはあって、例えばボストンのロブスター・パスタとか、ラホヤで食べたモダン・フレンチとか土地・土地の雰囲気とあわせて楽しめるのだけど。気を抜くと、伸びたパスタ山盛りに脂っこいソース、のような、貧弱なボクの食欲が押し倒されるような責めにあってしまう。

昨日食べたCrab Dip、蟹のグラタンみたいなもの、が上の写真。Baltimoreは蟹が名物なのだけど、塩味がきつくて、およそ微妙な味とは縁遠いダイナミックな味付け。だからビールを鯨飲するのに適している。そして随分呑んだ。幸いなことに、地元のビールは美味かったから、なんとか生きていけるような感じ。塩分にビール、完全な労働酒だね。

このBaltimoreは港町で、食事もこんな感じ。でもプラスチックのカップで水が出てきて興醒め。ZGATがあるような街じゃないしね、仕方がないか。

そんな街だけど、仕事の後、友人に誘われて市街地から30分のワイナリーにでかけた。森を抜けると、空が大きな丘陵地帯。トウモロコシや葡萄の畑が広がっていた。とっても気持ちが伸びやかな感じになった。

 

何でもMarylandには100以上のワイナリーがあるそうだ。そんななかの一つ、、に着いた。なんでも店のにいちゃんが云うには、ジュリア・ロバーツの映画の撮影に使われたそうで。

 

テイスティングをしている人たち

$5を払ってテイスティングをしたのだけど、あまり混じり気のない、シンプルな香り・味わい。土産物には好適(なのか?)と思って何本か入手。同行の友人達から、LPも20枚くらいあるよね、って呆れられた次第。行商人のようになって、帰国することになりそう。