K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

末冨健夫:フリージャズ&フリーミュージック1981~2000:開かれた音楽のアンソロジー (2021)

カンパニー社の偏執的とも云える丁寧な仕上がりの後にみると、いささか荒っぽさが気になるのだけど、前作までよりは大分と良くなって、読みやすくなった(褒めているのか?)。

個人的には手薄な期間なので、ディスクの写真とデータを読んでいて楽しい。カンパニー社の1行コメント程度で十分だと思っているが、余分だと思う文章は読まなければ良い訳で、そんな接し方。

前作(といっても幾つかあるが)で、トリスターノがはじまりで驚いたが、今回はロリンズ発見。あとはトリオ解散後は全く聴いていない山下洋輔だけど、マクビーとのアルバムを聴こうかな、と思ったな。 そんな拾い読みが楽しい。