今朝、アヴェイロを出て、ポルト、フランクフルトを経由して帰る。door to doorで26時間の長旅。Far westからFar eastの日常に戻る。
最後の夜は美味しい夕食の後、ごく狭いエリアの呑み屋街を歩く。掌の上にのるような小さな街区だけど、排他的な空気はなく、そう街自体が海に向かって開けているように、全てに対し開かれているように感じる。ポルトから来たときには、困ったような感覚があったが、去ると分かって歩いていると、去り難い気持ちが高まってくる。最後の夜としては、最高の気分だ。また、来るような気がしてきた。
日付が変わる頃、人通りも最高潮で、ふっと入ったバーで呑むビールは美味かった。そのあと、軽く甘いアイリッシュ・ウイスキーを呑みながら、非現実的な空気の余韻を存分に愉しんだ、ように思う。さようなら、アヴェイロ。