K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Gary Burton: Live In Tokyo (1971) ベースが与える躍動感

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 どうも1970年代のバートンのバンドには、もっさりとした印象があって、また経時変化による劣化が大きい、印象がある。ジャズ・ロックと称する音楽が好きでない、のもあるし、実際、その完成度が低いように思える、こともある。

 このレコードはそんな印象を払拭するもので、実にいい。サム・ブラウン、トニー・レヴィン、ビル・グッドウィンのトリオが、なかなかタイトにまとまっている。ベースが与える躍動感が気持ちよい。

  ライヴであることも大きいかもしれない。その後のECM的な枠の中でのバートンよりも魅力的に感じるのだけど、どうだろうか。

 

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Gary Burton: Live In Tokyo (1971, Atlantic)
A1. Ballet
A2. On The Third Day
A3. Sunset Bell
B1. The Green Mountains
B2. African Flower
B3. Portsmouth Figurations
Gary Burton(vib), Sam Brown(g), Tony Levin(b), Bill Goodwin(ds)
Engineer: Okihiko Sugano
Recorded live at Sanskei Hall, Tokyo, June 2, 1971