Bill Evans: Two Super Bill Evan's Trios– Live In Europe! (1965, 69, 72, Unique Jazz)
A1. How My Heart Sings
A2. Time To Remember
A3. 12 Toned Tune
A4. Waltz For Debbie
B1. Unknown Title [Nardis]
B2. Stella By Starlight
B3. Someday My Prince Will Come
B4. 'Round About Midnight
A1-A3: recorded in Italy, Feb. 1972
A4: recorded in Pescara, Italy, July 18, 1969
Bill Evans(p), Eddie Gomez(b), Marty Morell(ds)
B1-B4 recorded in France, Feb. 1965
Bill Evans(p), Chuck Israel(b), Larry Bunker(ds)
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CDの時代になって、Boot音源がどっと出て来たのには驚いた。マイルス最晩年のパリ・コンサートなんかも未だにBootだけだし。レコード時代はUnique Jazz, Alto, Session, Ozone(小曽根ではない)くらいかな、見かけたのは。だけど音質を考えると、手を出す気がしなかった。Bootじゃないけど、クリフォード・ブラウンのBeeHiveでのライヴ音源の酷さ、で懲りたのだ。
未だにこのあたりのBootは安レコードなのだけど、タマタマ入手したUnique Jazzのエヴァンスは実に良い。お買い得。まず音質的には公式盤に及ばぬも、強い音圧と存外にまともなバランスで聴き応えがある。エヴァンスのピアノのタッチの強さ、を堪能できる。また同時期のスタジオ録音盤の端正な印象よりも、速度感がある奔放な感じがまたいい。最晩年に通じるような気迫、が伝わる。特にA面のエヴァンスが良かったし、余り好きでないゴメスも楽しめた。
A面のゴメス、モレルの演奏・録音は文句なし。B面のイスラエル、バンカーの録音はやや落ちるが十分許容範囲。
先般のResonance(国内はキング・インターナショナル)の高価盤より、遙かに上等なアルバム。ジャケットは貧相だけどね。
追記：あの酷いResonance盤で耳のハードル下がったな。
