K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Rudolph Johnson: The Second Coming (1972)  今朝の私向けSpotifyの選盤

Primary

Rudolph Johnson: The Second Coming (1972, Black Jazz Records)
1. The Traveler (R. Johnson) 6:41
2. Time And Space (R. Johnson) 7:18
3. The Highest Pleasure (R. Johnson) 7:39
4. The Water Bearer (K. Lightsey) 6:42
5. The Second Coming (R. Johnson) 8:56
Rudolph Johnson(ts), Kirk Lightsey(p), Kent L. Brinkley(b), Douglas J. Sides(ds)
Producer: Gene Russell
Recording: Hollywood Spectrum, Los Angeles

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再発シリーズで揃えたBlack Jazzのレコードだけど、聴くことができていない:

(まあ、そんなもんだ)

今朝、Spotifyの選曲ならぬ選盤一覧がビリー・ハーパーやら、このアルバム。癖を聴き込んだspotifyの選盤能力は恐ろしい。聴いてみると、気分にピッタリではないか。参ったな。

1980年頃には話題にもなっていなかったBlack Jazzだけど、西海岸のレーベル。聴くと初期のMuse、つまり1960年代末のPrestigeを引き継いだような新主流派のような音、と同じ流れ。良い盤はなかなかの当たり、のようだ。Museあたりと違うのは奏者の知名度、のようだ。

Rudolph Johnsonは独wiki ( Rudolph Johnson – Wikipedia )によると、

Rudolph Johnson (Rudolph "Rudy" Johnson Jr, 1940年-2007年8月19日)は、アメリカのジャズミュージシャン(テナーサックス、フルート、作曲)である。オハイオ州出身のジョンソンは、1960年代初頭にカーク・ライトシー、セシル・マクビーとの短期間のトリオに参加したが、この時の録音は残っていない。 その後、オルガニストのジミー・マグリフのバンドで経験を積み、アメリカ西海岸に定住するようになった。そこで、バニオンズ・ブラッドフォード・フューネラル&マーチングバンド(ジョージ・ボハノン、ジョー・ヘンダーソン、ウォルター・ビショップ・ジュニアを含む)、チェスター・トンプソン(パワーハウス)と演奏しました。ジョン・バーンズ(ピアノ)、レジー・ジョンソン(ベース)、レイモンド・パウンズ(ドラムス)と録音したデビュー・アルバム『スプリング・レイン』は、1972年にロサンゼルスのインディーズ・レーベル、ブラック・ジャズ・レコードからリリースされ、後に「カルト」とみなされた。 1973年にはカーク・ライトジー、ケント・ブリンクレー、ダグ・シデスと『セカンド・カミング』を録音している。

デトロイト生まれのポップシンガー、ラブレス・ワトキンスは、当時頻繁に南アフリカをツアーしていたが、1974年の南アフリカツアーに同行するジャズビッグバンドを雇った。カーク・ライトシー、ジョンソンに加え、マスターサウンズのベーシスト、モンク・モンゴメリー、マーシャル・ロイヤルなどが参加している。ツアーは大成功を収め、休止期間中にワトキンスのメンバーは独立して3枚のアルバムを録音することができたが、そのうちの1枚がライトシーとジョンソンの指揮で作られたギャロ・レーベルからリリースされたLP『Habiba』である。

とのこと。

このアルバムは、ファラオ・サンダースから過度のケレン味を抜いた感じで、とても良い。聴いていて気がついたのは1970年代の好きな日本のテナー奏者と味わいがとても煮ているのだ。post-Coltraneの典型的な演奏なんだろうな。そこから、粘っこい情念を少し落としたスムーズな感じ。今になって、再発される理由が何となく分かる。

今や飲食店でハード・バップがかかるのだけど、コレも同じノリでありなんだろうな。

Amazon Music Unlimited - Rudolph Johnson 『The Second Coming』

ザ・セカンド・カミング

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